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うつ病は治りにくい病気と思われがちですが、適切な薬物治療によって回復することができます。うつ病で休職していた人も、症状が改善したら職場復帰することになります。
しかし、治療に専念していた環境からいきなり職場復帰するのは、体力的にも精神的にも容易ではありません。スムーズな職場復帰を果たすにはそれなりの準備が必要になります。また、職場復帰には職場との調整や連携が欠かせません。職場復帰後の再発や再休職を防ぐためには、自分の病気に対する理解を深め、セルフケアの方法を身につけることも必要になります。
あせらず、急がず、4つの時期(治療専念期、リハビリ期、職場復帰準備期、職場復帰後)に応じた準備が必要です。
主治医に「うつ病のため自宅療養が必要」と診断されてから、「症状が改善しはじめてきた」と判断されるまでの期間が治療専念期です。気分の落ち込みやゆううつな気分、やる気が出ないといった精神症状や、頭痛、めまい、肩こり、動悸などの身体症状が現れます。この時期は、仕事のことは忘れて、じっくりと治療に専念することが重要です。
何もする気がおきない時期は、無理をせずに自宅で休養して、心身を休めましょう。のんびりとリラックスして、自然に気力が回復してくるのを待てばよいのです。