リワーク・プログラム(その39) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その39)

千里中央駅直結・大阪府 豊中市、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の39回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】◎復職リワーク)後の職場環境や一緒に働く人とのコミュニケーションについて

うつ病での治療からの復職者リワーク者)のメンタルヘルスケアで最も大切といえるのが、復職後リワーク後)の職場環境や一緒に働く人とのコミュニケーションです。ここがキチンとされていないと、例えリワーク・プログラム復職者が受けてリワーク者が受けて)いたとしても、うつ病の再発・悪化を招きかねません。
とはいっても「どのようにしたらいいか?」と思うでしょう。これについては難しく考える必要はありません。ポイントは
復職した事リワークした事)に注目しない自然な態度
です。うつ病での休職というのはどうしても長くなりがちです。ちょっと言い方を変えれば、復職者は転校生リワーク者は転校生)と同じような感じといえます。
だから色々と聞いてみたりなるかもしれませんが、そういった態度はかえって、復職者には大変な負担リワーク者には大変な負担)となるのでこういった行為は慎みましょう。けど
「おはようございます」、「お疲れ様です」といった日常の挨拶や、
「また一緒に働けて嬉しいです」、「困った時は、いつでも声をかけてくださいね」という
復職者にとってプラスリワーク者にとってプラス)と感じる言葉は是非かけてください。うつ病というちょっとデリケートなメンタルヘルス疾患ではありますが、メンタルヘルスの病気による休職という意味では他の病と同じですからそれからの復職と同様リワークと同様)、うつ病による休職の場合も自然に、普通に接しましょう。

復職後の通院などリワーク後の通院など)のメンタルヘルスケア

うつ病などメンタルヘルス不調で休職をした人が復職する場合リワークする場合)に、復職者に最も密接リワーク者に最も密接)していて欠かせないといえるメンタルヘルスケアが、この「復職後の通院リワーク後の通院)」といったものです。
うつ病などで休職復職するにあたってリワークするにあたって)、その時点で「完治している」という人の割合はかなり少なく、『完治はしていないけど、復職できるほどリワークできるほど)にメンタルヘルス不調が回復している』という方が殆どです。ですから『復職したリワークした)→通院の必要がない』というワケではないのです。
休職中の生活から復職するというのはリワークするというのは)生活リズムがガラッと変わるのですが、うつ病を患っている人の場合、ストレスを感じやすくなる可能性が高いですし、抗うつ薬など投薬治療を受けている復職者の場合リワーク者の場合)は尚更通院は欠かせないものです。
また復職後またリワーク後)はうつ病の症状によっては
「どうしても行けない…」
という事も起こります。
そこでフレックスタイムのような時差出勤や時短勤務といったのを導入したり、有給や年休を取りやすくする体制を作ると、うつ病休職者復職後に勤務リワーク後に勤務)しやすくなります。
また合わせて主治医との連携を取って、復職者の状態リワーク者の状態)を把握できるようにしておくと万が一のトラブルといった時に慌てずに対応できるメリットもあります。

以上、千里中央、心療内科「杉浦こころのクリニック」(豊中市・千里ニュータウン・千里セルシー3階)の杉浦でした。

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