復職支援(リワーク)(その113) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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復職支援(リワーク)(その113)

2018年09月29日 

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の113回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅩⅢ)
リワークプログラム復職支援プログラム)⓫
復職支援施設リワーク施設)など医療機関におけるリワークプログラム医療機関における復職支援プログラム
(2)復職支援施設など医療機関リワーク施設など医療機関)で行うリワークプログラムの要素復職支援プログラムの要素
リワークプログラムはリハビリテーションを行う場復職支援プログラムはリハビリテーションを行う場
リワークプログラムはリハビリテーション復職支援プログラムはリハビリテーション)であり「復職支援施設など医療機関で行われる治療の一環リワーク施設など医療機関で行われる治療の一環)」という位置づけが重要です。診療において睡眠覚醒リズムをはじめとする基本的な生活リズムを整え、メンタルヘルス症状を改善させ、多少の負荷を日中にかけても耐えられるであろうとの医学的な判断をもとに、無理のない範囲の負荷からリワークプログラムが開始復職支援プログラムが開始)されることが必要です。すなわち、リワークプログラムを開始するに当たって復職支援プログラムを開始するに当たって)は、一定の基準が必要です。薬物療法が効を奏しメンタルヘルス不調が回復しつつあり、的確な生活指導により生活リズム、とりわけ睡眠覚醒リズムが回復していることがリワークプログラムを開始する前提復職支援プログラムを開始する前提)と言えます。たとえば某メンタルヘルス専門医療機関内にある職場復帰支援施設リワーク支援施設)では、ⓐ規則的な睡眠覚醒リズムが取り戻せている、ⓑ会社の最寄り駅に午前8時30分までに到着できる時間に起床している、ⓒ午前中は図書館に通い午後は運動ができるなどのように、日中に活動ができているかどうかを知るための3つの条件を満たしてからリワークプログラムが開始3つの条件を満たしてから復職支援プログラムが開始)されます。
このように、薬物療法を行う主治医(精神科医・心療内科医)は「リワークプログラムに導入復職支援プログラムに導入)しても安全にリワークプログラムへ参加復職支援プログラムへ参加)できる程度までメンタルヘルス不調を回復させる」という重要な役割を担っており、リワークプログラムを提供復職支援プログラムを提供)するメンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設医療機関内にあるリワーク施設)の復職支援スタッフリワークスタッフ)との連携が必要です。ただし、復職支援施設の立地条件リワーク施設の立地条件)などによっては十分なリワークプログラム利用者数復職支援プログラム利用者数)が集まらない場合もあり、復職支援施設外リワーク施設外)の主治医(精神科医師・心療内科医師)が診る患者様も積極的に引き受けることも珍しくないです。この際には復職支援施設のスタッフリワーク施設のスタッフ)と、外部の主治医(心療内科医・精神科医)との情報の共有化がきわめて重要であり、リワークプログラムの成否復職支援プログラムの成否)のカギを握ることになります。このことから、主治医(心療内科医師・精神科医師)と復職支援施設との緊密な情報共有リワーク施設との緊密な情報共有)は、今後の重要な懸案です。
リワークプログラム開始後復職支援プログラム開始後)は、メンタルヘルス不調の安定度リワークプログラムに遅刻せず復職支援プログラムに遅刻せず休むことなくリワークプログラムに参加休むことなく復職支援プログラムに参加)できているリワークプログラム利用の継続性復職支援プログラム利用の継続性)やリワークプログラム参加中の言動復職支援プログラム参加中の言動)や態度などを参考として、リワークプログラム利用日数復職支援プログラム利用日数)を増やして復職支援内容リワーク内容)もより高度なリワークプログラム高度な復職支援プログラム)へと導入するなどの負荷を段階的にかけていくことになります。もちろん、リワークプログラム参加後復職支援プログラム参加後)にメンタルヘルス不調が悪化してリワークプログラム参加が困難復職支援プログラム参加が困難)となった際には、リワークプログラム中止復職支援プログラム中止)という措置をとる必要があります。しかしながら、たとえリワークプログラムが中止たとえ復職支援プログラムが中止)となっても、もし復職していれば迎えたであろう再休職リワークしていれば迎えたであろう再休職)が発生したと考え、リワークプログラムでの経験復職支援プログラムでの経験)をリワークプログラム中止後復職支援プログラム中止後)に活かすことが必要です。すなわち、リワークプログラムが中止に至った状況復職支援プログラムが中止に至った状況)や理由には、休職に至るメカニズムを解明する大きなヒントが隠されていると考えるのです。
一定期間のリワークプログラムの継続が安全に維持復職支援プログラムの継続が安全に維持)されれば、リワークプログラム利用は終了復職支援プログラム利用は終了)となります。これらリワークプログラムの開始、段階的負荷のかけ方これら復職支援プログラムの開始、段階的負荷のかけ方)、リワークプログラムの中止、終了復職支援プログラムの中止、終了)のそれぞれの要領は復職支援施設によりさまざまリワーク施設によりさまざま)であり、まだ統一的なリワークプログラムの要領統一的な復職支援プログラムの要領)はないことより、今後の検討課題として残されています。そして、どの程度の安全性を保って復職に臨めるのかリワークに臨めるのか)の復職準備性リワーク準備性)に関しては、復職支援機関のスタッフリワーク機関のスタッフ)によりリワークプログラム参加中に評価復職支援プログラム参加中に評価)が行われます。リワークプログラムの評価結果復職支援プログラムの評価結果)は本人の了解のもとで復職時リワーク時)の重要な情報となる一方で、本人にリワークプログラム評価結果のフィードバック復職支援プログラム評価結果のフィードバック)が行われることもあります。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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