リワーク・プログラム(その14) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その14)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の14回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】〖リワーク・プログラムを地元で探す
うつ病の方がリワーク支援施設に通うのは、とてもハードルが高い作業です。
通勤が不便なら、当然通い続けることも難しくなるでしょう。
リワーク支援施設は、自宅から通える地元の施設を探すのが鉄則です。

◎会社から指示される
企業が、社員の復職リワーク)際にリワーク支援を義務付けているところは多くあります。
以前に別の社員が受けたリワーク支援施設を紹介してもらう場合もあるでしょう。

◎主治医に紹介してもらう
主治医の精神科医がいる医療施設でリワーク支援をおこなっている場合は、そこのリワーク支援施設で受けることも可能です。
また、主治医からみて患者様に向いているであろうリワーク・プログラムを紹介してもらうのも良いでしょう。

◎自分で探す

≪地域の障害者職業センターに申し込む≫
「独立行政法人 障害者福祉センター」は、障害者の就業を目指し、障害者本人と受け入れる事業主に対して様々な復職支援リワーク支援)をおこなう復職支援施設リワーク支援施設)です。
各地域に必ず設置されており、復職支援プログラム(リワーク・プログラム)もおこなっています。

≪地域の精神保健福祉センターに申し込む≫
精神保健福祉センターは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(第6条)」に定められた精神障害者福祉の増進を図るために設置された機関です。
各都道府県にひとつは設置され、政令指定都市にも設置されています。
リワーク支援に申し込むには、地域のセンターのホームページで確認するか、市区町村や県のホームページで確認しましょう。

≪NPO・企業や民間の医療施設を探す≫
リワーク・プログラムをおこなっているのは行政系だけではなく、NPO団体や企業や民間の精神科がある医療施設もあります。
企業が主催するリワーク・プログラムは、特徴があるものや農作業体験など変わったリワーク・プログラムが多く、人気のあるものだと申し込みからしばらく待つ必要があります。

リワーク施設を決める際の注意点

≪事前に見学に行く≫
気になるリワーク施設が見つかったら、すぐに申し込むのではなく、一度説明会や見学に行ってみましょう。
リワーク支援(リワーク・プログラム)をおこなうリワーク施設は、行政系民間系問わず、説明会またはリワーク施設見学会をおこなっています。
自分が復職予定リワーク予定)の職場や職種に関係あるリワーク・プログラムが組んであるかや、参加してみたいリワーク・プログラムであるかなど、自分に合うリワーク施設を見つけましょう。

≪延長期間があるか≫
行政機関でおこなっているリワーク・プログラムの中には、期間とスケジュールがあらかじめ決められており、延長期間がなく、リワーク・プログラム終了で期間終了となります。
しかし、NPO団体や民間企業など民間のリワーク施設においては、ふつうは3ヶ月に期間が設定されていますが、利用者の回復具合や症状により、最長半年まで期間の延長が可能という場合もあるようです。

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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