リワーク・プログラム(その15) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その15)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の15回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】〖自治体で行っているリワーク・プログラムで探す〗

自治体主催のリワーク支援自治体主催の職場復帰支援

お住まいの市区町村では、リワーク支援を主催復職支援を主催)しているところが多くあります。
ホームページのキーワード検索で、「リワーク支援職場復帰支援)」と入力して検索してみてください。
≪特徴≫
1.その役所の管轄内にお住まいの休職中の方が対象。
2.無料の場合と、有料の場合(通常のリワーク支援と同額)があり、主催する自治体により変わります。
3.おこなうリワーク施設は、精神保健福祉センター・民間企業・医療施設など、多岐に渡ります。
4.募集人数は1回10~20人ほどで人気が高く、募集人数からもれた方は、待つか他のリワーク施設を紹介されます。
5.リワーク期間は3~4ヶ月と決まっています。おこなうリワーク施設によって延長可能な場合もあります。

行政系リワーク支援行政系職場復帰支援

【独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構】
都道府県に必ず設置されている障害者職業センター(ハローワークに確認)で申し込めます。
≪特徴≫
1.失業中の方・公務員・独立行政法人にお勤めの方は利用できません(休職中の方が対象)
2.費用は無料となります(センターまでの交通費や昼食代は自己負担です)。
3.休職期間中(正社員でなくても可能)で、医師からの承諾と本人の復職の意思リワークの意思)があること。
4.基本的にリワーク期間は3ヶ月~4ヶ月です。主治医と事業所から延長の要請があれば延長可能(最長期間が決まっています)な場合もあります。
5.センターに医師は常駐しません。しかし、主治医と事業者とは密に連絡を取り合い進めていきます。
6.障害者手帳がなくても利用できます。

【精神保健福祉センター】
地域の保健福祉局が管轄します。
自治体が主催するリワーク支援の場合、お住まいの役所のホームページで確認することができます。
また、全ての地域にある精神保健福祉総合センターでリワーク支援(リワーク・プログラム)をおこなっているとは限りませんので、お住まいの地域にあるセンターに確認してみましょう。
≪特徴≫
1.自己負担が通常の健康保険利用で3割負担となり、自立支援医療制度を利用すると1割負担(前年度の所得により変わる)で利用できます。
2.1度の募集人数は10人~20人となります。人気があるので数か月待ちとなる場合もあります。
3.利用は3ヶ月~4ヶ月と決まっており、延長期間がない場合が多いです。
4.医師は常駐しませんが、主治医や事業者と連携してリワーク・プログラムを進めていきます。

◎申し込む前に確認すべきこと

≪事前の説明会やリワーク施設見学会に参加する≫
リワーク支援をおこなうどこのリワーク支援施設でも、利用者に向けて事前の説明会やリワーク支援施設見学会が必ずあります(予約必須)。
そちらに参加してどうするかを決めましょう。
リワーク支援施設によっては、2週間のお試し期間があり、その期間の参加者を見て、リワーク・プログラムを継続できそうか判断するところもあります。

復職リワーク)まで最短でも半年の余裕を持つ≫
復職支援施設(リワーク支援施設)が決まっても、リワーク・プログラム開始までは、本人・主治医・事業者との話し合いやリワーク・プログラムメニュー作りなどで1ヶ月ほどかかります。
その後、3ヶ月~4ヶ月のリワーク支援期間があったとして、リワーク期間内に終わるとは限らず、症状や回復具合によっては、1ヶ月ほど延長する場合もあります。
医師から復職OKリワークOK)の指示が出たら、復職までリワークまで)半年はリワーク支援期間を設けましょう。

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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