リワークのガイダンス(その2) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワークのガイダンス(その2)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワークのガイダンス」の2回目です。前回に続き、リワーク職場復帰)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」のなかで、職場復帰支援リワーク支援)の留意事項として以下の点が挙げられています。
メンタルヘルス不調で休業している労働者が円滑に職場に復帰しリワークし)、業務が継続できるようにするためには、休業の開始から通常業務への復職までの流れリワークまでの流れ)をあらかじめ明確にしておく必要があります。事業者は本手引きを参考にしながら衛生委員会等において調査審議し、産業医等の助言を受け、個々の事業場の実態に即した形で、事業場職場復帰支援プログラム(以下「職場復帰支援プログラムリワークプログラム)」とします)を以下の要領で策定し、それが組織的かつ計画的に行われるよう積極的に取り組むことが必要です。

1.メンタルヘルス不調の特性として、健康問題以外の観点から評価が行われる傾向が強いという問題や、メンタルヘルス不調自体についての誤解や偏見等解決すべき問題が存在していることに留意の上、メンタルヘルス不調を抱える労働者への対応を行う必要があります。
2.事業場においては、計画的にストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識やメンタルヘルス不調に対する正しい態度など、メンタルヘルスケアを推進するための教育研修・情報提供を行うことが重要です。
3.職場復帰支援をスムーズリワークをスムーズ)に進めるためには、休業していた労働者とともに、その同僚や管理監督者に対する過度の負担がかからないように配慮する必要があります。
4.家族の理解や協力も重要であることから、家族に対して必要な情報を提供する等の支援が望まれます。

なお、手引きには実際の職場復帰に当たりリワークに当たり)、事業者が行う職場復帰支援の内容リワーク支援の内容)が総合的に示されていますが、メンタルヘルス不調としては治療によって比較的短期に寛解するものが想定されています。その他のメンタルヘルス不調については、異なる対応をとる必要がある場合もあることに留意するとともに、主治医との連携が重要となります。手引きの趣旨をその事業場の状況に活かすためには、これらのことを念頭においた上で、事業者の判断と責任のもとで、どのように対応すべきかが十分に検討されて行われるべきであるとされています。また、職場復帰支援の具体的な手法リワーク支援の具体的な手法)については、本手引きによるほか、公開されているさまざまな文献、事例集、報告書、研修会等を活用・参考にすることが望まれています。これらの点に留意して対応していく必要があります。
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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