ホーム > ブログ > 心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(その24)
2020年03月14日
千里中央(大阪府豊中市・北摂千里ニュータウン)、心療内科(メンタルヘルス科)・復職支援(リワークおよびリワークプログラム)協力医療機関「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(勤労者の心療内科的健康)」の24回目です。引き続き、心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(心療内科的健康)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖職場のメンタルヘルス概観(職場の心療内科的健康概観)〗(ⅩⅩⅢ)
~職場のメンタルヘルス不調の背景因子(職場の心療内科的健康不調の背景因子)⑬~
◎勤労者のメンタルヘルス評価法(勤労者の心療内科的健康評価法)ⓖ
B.メンタルヘルス評価(心療内科的健康評価)とそのためのメンタルヘルス情報収集(心療内科的健康情報収集)(ⅳ)
5β.個別メンタルヘルス相談(個別心療内科的健康相談)
⇒通常、事業場外のメンタルヘルス機関(心療内科的健康機関)(メンタルヘルス科病院(心療内科病院)・メンタルクリニック(心療内科クリニック)等)やカウンセリング機関などにメンタルヘルス不調者本人(心療内科的健康不調者本人)が自主的にメンタルヘルス相談する場合(自主的に心療内科的健康相談する場合)には、そこでのメンタルヘルス相談内容(心療内科的健康相談内容)はほかに一切漏らさないです。個別メンタルヘルス相談(心療内科的健康相談)でも、その形をとることが可能ではあります。しかし、職場内のメンタルヘルス相談対応(心療内科的健康相談対応)では、メンタルヘルス問題解決(心療内科的健康問題解決)のために、比較的容易に上司や職場環境に対して働きかけを行うことができるはずです。また、メンタルヘルス相談対応者(心療内科的健康相談対応者)がメンタルヘルス相談来談者(心療内科的健康相談来談者)の業務遂行能力が大きく低下しているのを感じながら周囲にメンタルヘルス相談(周囲に心療内科的健康相談)せず、職場に多大な損害や安全面のメンタルヘルス問題(安全面の心療内科的健康問題)を引き起こした際には、責任を問われる可能性も否定できないです。メンタルヘルス相談場所(心療内科的健康相談場所)やメンタルヘルス相談時間(心療内科的健康相談時間)については、事業場外で就業時間外のほうが利用しやすいと感じるメンタルヘルス不調者(心療内科的健康不調者)も少なくないであろうが、一方でそれでは別のトラブルのリスクが高まるかも知れないです。そうしたことを十分メンタルヘルス的に検討(心療内科的健康的に検討)した上で、メンタルヘルス相談の枠組みを決める(心療内科的健康相談の枠組みを決める)べきです。
個別メンタルヘルス相談の場(個別心療内科的健康相談の場)では、メンタルヘルス科治療的な行為(心療内科治療的な行為)は行わず、メンタルヘルス疾病(心療内科的健康疾病)レベルのメンタルヘルス問題(心療内科的健康問題)は扱わないメンタルヘルス相談の枠組み(心療内科的健康相談の枠組み)にしたとしても、外部メンタルヘルス専門機関(心療内科的健康専門機関)(メンタルヘルス科専門病院(心療内科専門病院)・メンタルクリニック等(心療内科クリニック等))への紹介の必要性などをメンタルヘルス判断(心療内科的健康判断)する上で、当該メンタルヘルス不調者(当該心療内科的健康不調者)のメンタルヘルス状態(心療内科的健康状態)の見立てが必要となります。メンタルヘルス担当者(心療内科的健康担当者)は、メンタルヘルス科構造化面接(心療内科的健康科構造化面接)のメンタルヘルス技法(心療内科的健康技法)をはじめとするメンタルヘルス医学(心療内科的健康医学)の基本的なメンタルヘルス知識(基本的な心療内科的健康知識)、メンタルヘルス技術(心療内科的健康技術)を修得していくことが望まれます。
職場内での個別メンタルヘルス相談(職場内での個別心療内科的健康相談)の場合、当該メンタルヘルス不調者本人(当該心療内科的健康不調者本人)からの自発的なメンタルヘルス相談(自発的な心療内科的健康相談)であっても、メンタルヘルス科診療場面(心療内科診療場面)と異なり、必ずしも何らかのメンタルヘルス症状(心療内科的健康症状)を持ち、メンタルヘルス科診断(心療内科診断)とメンタルヘルス科治療(心療内科治療)を受ける(そのためのメンタルヘルス専門医療機関(心療内科的健康専門医療機関)(メンタルヘルス科専門医療病院(心療内科専門医療病院)・メンタル専門クリニック(心療内科専門クリニック))を紹介してもらう)ことを目的として訪れるとは限らないです。メンタルヘルス相談来談者が何を望んで来所(心療内科的健康相談来談者が何を望んで来所)したかを意識しながらメンタルヘルス対応(意識しながら心療内科的健康対応)することも重要です。
個別メンタルヘルス相談窓口(個別心療内科的健康相談窓口)へ来所するメンタルヘルス相談来談者(来所する心療内科的健康相談来談者)は、メンタルヘルス不調者本人自身(心療内科的健康不調者本人自身)だけではないです。管理監督者メンタルヘルス教育(心療内科的健康教育)などが適切に行われると、上司からのメンタルヘルス相談(上司からの心療内科的健康相談)が増えるでしょう。上司からのメンタルヘルス相談の場合(上司からの心療内科的健康相談の場合)、次の2つのことが原則となります。まず、メンタルヘルス相談来談者は上司(心療内科的健康相談来談者は上司)なのであるから、上司のメンタルヘルス相談依頼に回答(上司の心療内科的健康相談依頼に回答)を示す必要があるということです。当該メンタルヘルス不調者本人自身(当該心療内科的健康不調者本人自身)にメンタルヘルス不調(心療内科的健康不調)が疑われたために、そのメンタルヘルス対応(心療内科的健康対応)に気を奪われ、元々のメンタルヘルス相談依頼者(元々の心療内科的健康相談依頼者)に対してのメンタルヘルス支援(心療内科的健康支援)がおろそかになってしまうようなメンタルヘルス事態(心療内科的健康事態)になってはならないです。もう一つは、早い時期に当該メンタルヘルス不調者(早い時期に当該心療内科的健康不調者)と直接メンタルヘルス科面接する場(心療内科的健康科面接する場)を設けることです。上司から詳細なメンタルヘルス情報(心療内科的健康情報)を得ようとすることは無論重要であるが、そのために上司とのメンタルヘルス科面接(心療内科的健康科面接)を繰り返し、結果として当該メンタルヘルス不調者(結果として当該心療内科的健康不調者)との初回メンタルヘルス科面接(初回心療内科的健康科面接)が遅れて、必要なメンタルヘルス対応(必要な心療内科的健康対応)がとれなかったといったメンタルヘルス事態(とれなかったといった心療内科的健康事態)にならないようにする必要があります。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)・職場復帰支援(リワーク支援およびリワーク支援プログラム)協力医療機関「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。