千里ニュータウンについて(その1) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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千里ニュータウンについて(その1)

千里ニュータウン(せんりニュータウン)は、大阪府豊中市・吹田市に跨る千里丘陵に存するニュータウン。開発主体は大阪府企業局で、開発面積は約1,160ヘクタール、計画人口は150,000人。日本最初の大規模ニュータウン開発で、開発開始後の1963年に制定された新住法(新住宅市街地開発法)の初適用など、その後の各ニュータウン開発に大きな影響を与えました。1962年の初入居から50年を超え、住民の年齢構成の変化、ニュータウン周辺の都市化、地域商業の衰退と再生、交通網の再整備などの現象が進行しています。

2003年、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されました。

Ⅰ.概要

大阪市中心部から北に約12km地点に位置しています。吹田市・豊中市に跨り、豊中市は新千里東町・新千里西町・新千里南町・新千里北町、吹田市は佐竹台・高野台・津雲台・竹見台・桃山台・古江台・藤白台・青山台の合計12箇所の地区からなります。なお、地理的に千里ニュータウンに囲まれている豊中市上新田地区は開発当時すでに集落があり、「開発反対」派の住民説得に時間がかかり過ぎるとの判断から「山田弘済院J地区と共に計画から除外され、千里ニュータウンに含まれません。(大阪万博の開催は決まっており、それより開発が遅れるのを嫌った、という行政側の判断によります。)

各住区ごとに小学校、近隣センター、診療所群などを計画的に配置し、歩車分離を徹底するなど、当時としては斬新な近代的都市を目指しました。しかし、モータリゼーションの到来を予測しきれず駐車場が不足し、多くの緑地を駐車場に転用せざるを得なくなったこと、将来の諸施設導入を見越した空地を十分に確保できていなかったため、その後の社会の変化により必要となった諸設備をニュータウン内に設置することが困難、などの問題点もありました。それらの新たに必要となった諸設備は、ニュータウン周辺に確保されていた周辺禄地や、ニュータウン隣接地、ニュータウンに囲まれた上新田地区に多く残されていた竹薮や森を切り開いて、数多く作られることになりました。

近隣住区の中心となる地区センター(千里中央・北千里・南千里)には、より大規模な都市施設が配置され、なかでも新千里東町にある千里中央駅周辺には、千里ニュータウン全体の中心として、百貨応、ショッピングセンター、レジャーセンターのほか、地域ガス供給施設、企業の電算センターなどが集積しています。

近隣住区には近隣センターが置かれました。しかし、商業環境の変化に伴い、中規模スーパーを主体としていた近隣センターからは客足が遠のいていきました。現在では多くの店が退店し、いずれの地域センターもかつての賑わいはありません。商業施設は両センターと商業地区となった津雲台7丁目・桃山台駅前および、例外的に店舗の出店が認められている新千里南町の旧大阪中央環状線沿いに限られており、コンビニエンスストアの主出店地であるロードサイドへの出店は、津雲台7丁目や旧大阪中央環状線沿いを除き禁止されているためコンビニエンスストアの出店がかなり遅れ、当初は津雲台7丁目や旧大阪中央環状線沿い及びニュータウン周辺部・上新田地区及び、ニュータウン内の大規模病院内に限られていました。千里中央地区など各鉄道駅周辺に出店されたのも最近であり、近隣センターのコンビニエンスストア立地も数ヶ所に留まっており、退店したところもあります。

大阪府営住宅には当初、浴室が設置されていなかったため、吹田市竹見台以外の各住区には銭湯がーか所ずつ設置されていましたが、1970年代後半から順次増築に伴う浴室設置が進められた結果、1980年代には銭湯の廃業が相次ぎ、天然温泉を掘り当てて生き残っていた太陽温泉(豊中市新千里南町)も、周辺に天然温泉を備えたスーパー銭湯の開業が相次いだことにより、2010年12月に閉鎖され、すべてなくなりました。

戸建て住宅は、一区画百坪前後とゆったりした配置で、高級住宅地を形成していましたが、パブル経済期には、地価高騰により一区画の価格が億単位となり、相続等を契機に元の区画を分割して販売され、住環境の密集化が問題となりました。また、中高層住宅については、容積率に比較的余裕のある設計がされていたこともあり、一部に建て替え工事も行われています。

道路や公園などの社会基盤施設は、大阪府が管理していましたが、開設20周年目に予定通り、豊中市及び吹田市に引き継がれました。緑地が多く、全体としては自然環境に恵まれていますが、交通量の多い新御堂筋(国道423号)や大阪府道2号大阪中央環状線の近辺、特にそれらが交差する千里インターチェンジ付近を中心に、地域によっては大気汚染や騒音の影響を強く受けている場所もあります。

高度成長期の中核的労働力である比較的年齢層の近い核家族世帯が短期間に集中して入居したため、現在は、初期入居世帯の世帯主の現役引退・高齢化が懸念されています。一方、各種施設の充実や都心へのアクセスの良さ、住宅環境から、現在でも居住地としての人気を保っており、老朽化した集合住宅の建替に伴う高層化に伴う住居数の増加や、社宅地域の建て替えによる民間マンションの分譲により、若年層の新住民が再び増加しつつあります。2012年(平成24年) 9月3日に、吹田市立千里ニュータウン情報館が開館しました。(南千里駅前の千里ニュータウンプラザ)

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