ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その48)
2019年04月10日
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の48回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(ⅩⅨ)
◎メンタルヘルスに波がある人は双極性障害などメンタルヘルス障害かもしれない
~メンタルヘルス科専門医(精神科医・心療内科医)でも気づきにくい~
⇒うつ病などメンタルヘルス不調と診断されているメンタルヘルス不調者のなかに、うつ状態と躁状態を交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害者が含まれていることがあります。
双極性障害などメンタルヘルス障害のなかで、躁状態のときのメンタルヘルス症状が軽いメンタルヘルス障害者は、はじめに抑うつ状態などメンタルヘルス状態でメンタルヘルス科専門医療機関を受診して、うつ病などメンタルヘルス不調と診断されがちです。メンタルヘルス不調との診断後、躁状態などのメンタルヘルス状態が軽く短くても、メンタルヘルス不調者がメンタルヘルス科外来診察においてメンタルヘルス症状を報告しないと、軽躁状態などメンタルヘルス状態を見過ごしがちになります。
■リワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)してからメンタルヘルス障害がわかる場合も
⇒リワークプログラムの対象(復職支援プログラムの対象)はうつ病休職者など基本的にメンタルヘルス不調者ですが、双極性障害Ⅱ型などメンタルヘルス障害者が「うつ病」という診断などメンタルヘルス不調の診断でリワークプログラムに参加している場合(復職支援プログラムに参加している場合)があります。リワークプログラム参加者の言動(復職支援プログラム参加者の言動)を復職支援施設(リワーク施設)のスタッフがリワークプログラムで観察(復職支援プログラムで観察)することや、リワークプログラム参加者本人(復職支援プログラム参加者本人)によるリワークプログラムでの自己分析(復職支援プログラムでの自己分析)によって、双極性障害の可能性などメンタルヘルス障害の可能性がわかります。メンタルヘルス障害の可能性が疑われた後、メンタルヘルス科専門医師(精神科医師・心療内科医師)がくわしくリワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)をメンタルヘルス科診察して、双極性障害Ⅱ型などのメンタルヘルス障害が確定するのです。
うつ病などのメンタルヘルス疾患と双極性障害などのメンタルヘルス障害では、メンタルヘルス科治療薬やリワークプログラムでの対応(復職支援プログラムでの対応)が異なります。メンタルヘルスに波があり交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害に対しては、復職支援において(リワークにおいて)も、上記うつ病などメンタルヘルス疾患への対応とはリワークプログラムで異なる対応(復職支援プログラムで異なる対応)が求められます。
リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)でのメンタルヘルス専門医(心療内科医・精神科医)や復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)は、波があり交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害への対応もリワークプログラムなどデイケアではじめて(復職支援プログラムなどデイケアではじめて)います。
■リワークプログラム参加者自身(復職支援プログラム参加者自身)などメンタルヘルス不調者自身やまわりの人が復職支援できる(リワークできる)こと
⇒リワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)本人の復職支援活動性(リワーク活動性)とメンタルヘルスに「波」がある場合には、メンタルヘルス専門医師(心療内科医師・精神科医師)にメンタルヘルス相談や復職支援相談(リワーク相談)してください。
まず、患者様ができる復職支援活動(患者様ができるリワーク活動)には、リワークプログラムで生活記録票をつけて(復職支援プログラムで生活記録票をつけて)みて、リワークプログラムで過活動ぎみにいろいろとりくんでいる時期(復職支援プログラムで過活動ぎみにいろいろとりくんでいる時期)と、リワークプログラムで落ちこむ時期(復職支援プログラムで落ちこむ時期)が交互にきている場合には要注意です。
次に、家族ができる復職支援活動(家族ができるリワーク活動)として、高額な買い物や借金などがみられる場合には、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者)本人が躁状態によるものかもしれないです。リワークプログラム参加者本人が心配(復職支援プログラム参加者本人が心配)であれば、念のためメンタルヘルス相談や主治医に復職支援相談(主治医にリワーク相談)します。
最後に、職場ができる復職支援活動(職場ができるリワーク活動)として、仕事にとりかかる際、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者本人(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者本人)がひとりで突っ走ったかと思えば、急に気分が落ちこんでいるなどの不安定なメンタルヘルス症状のように、メンタルヘルスに波がある人が休職した場合には、職場のメンタルヘルス相談や産業医と復職支援相談(産業医とリワーク相談)します。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。