ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その37)
2019年02月16日
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の37回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(Ⅷ)
◎本人向け復職支援アドバイス(リワークアドバイス)⑤
~リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)の卓球や体操、ダンスでメンタルヘルス向上をはかる~
⇒ヨガや卓球、バドミントン、ソフトバレー、ダンスなどをしてメンタルヘルスの向上をはかり、復職準備性(リワーク準備性)を高めるのがリワークプログラムのひとつの目的(復職支援プログラムのひとつの目的)です。しかし、復職準備性を高める(リワーク準備性を高める)こと以上に重要なのは、ほかのリワークプログラム参加者(ほかの復職支援プログラム参加者)との協調性やリワークプログラムでの役割分担(復職支援プログラムでの役割分担)などの対人交流をしていくことです。リワークプログラムに参加中(復職支援プログラムに参加中)、復職支援施設(リワーク施設)スタッフは、あえて具体的な指示をしません。最初はリワークプログラムの雰囲気(復職支援プログラムの雰囲気)になじめない人もいるが、リワークプログラムで自由な環境を提供(復職支援プログラムで自由な環境を提供)し、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)の自発的な復職支援活動(リワーク活動)をみています。
■まずはリワークプログラムの雰囲気に慣れる(復職支援プログラムの雰囲気に慣れる)
⇒なにも復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)の指示がなく、リワークプログラムで自由にしていい(復職支援プログラムで自由にしていい)という状況は、リワークプログラム参加者には戸惑いが大きい(復職支援プログラム参加者には戸惑いが大きい)もの。最初のうちはリワークプログラムを退出(復職支援プログラムを退出)したり、リワークプログラム参加者の輪(復職支援プログラム参加者の輪)に入れなかったりする場合もあります。まずは、リワークプログラムの場(復職支援プログラムの場)に慣れることからはじめ、じょじょにリワークプログラムなどデイケアに慣れてきた(復職支援プログラムなどデイケアに慣れてきた)ら、ほかのリワークプログラム参加者と話し合い(ほかの復職支援プログラム参加者と話し合い)などをして、リワークプログラムでなにをするか(復職支援プログラムでなにをするか)決めていきます。
■思いきってリワークプログラムに参加する(復職支援プログラムに参加する)
⇒リワークプログラムでの失敗を恐れず(復職支援プログラムでの失敗を恐れず)に、思いきってリワークプログラムに参加(思いきって復職支援プログラムに参加)してみましょう。リワークプログラムで失敗(復職支援プログラムで失敗)をしても、ほかのリワークプログラム参加者がフォロー(ほかの復職支援プログラム参加者がフォロー)してくれ、リワークプログラムでの失敗は大したことではない(復職支援プログラムでの失敗は大したことではない)ことに気づきます。
■リワークプログラムで自分の役割をみつける(復職支援プログラムで自分の役割をみつける)
⇒リワークプログラムなどデイケアのグループ(復職支援プログラムなどデイケアのグループ)の全体がみえるようになり、リワークプログラムなどデイケア全体(復職支援プログラムなどデイケア全体)のなかで、得点係、ボール拾い係という、リワークプログラムなどデイケアで自分の役割(復職支援プログラムなどデイケアで自分の役割)をみつけます。例えば、リワークプログラムで何度か経験(復職支援プログラムで何度か経験)するうちに、リワークプログラムの参加者どうしで相談(復職支援プログラムの参加者どうしで相談)し、卓球をする人、そのほかの役割をする人など、役割分担がリワークプログラムに参加することでできる(役割分担が復職支援プログラムに参加することでできる)ようになっていきます。リワークプログラムなどデイケアに参加(復職支援プログラムなどデイケアに参加)することにより、メンタルヘルスの向上をはかるだけでなく、自分でストレス状況に対応していく力を身につけていくことができます。
●一台の卓球台からリワークプログラムなどデイケアでみえること(復職支援プログラムなどデイケアでみえること)
⇒復職支援施設の室内(リワーク施設の室内)に卓球台だけが置かれていて、リワークプログラムなど復職支援デイケアの小グループ(復職支援プログラムなど復職支援デイケアの小グループ)でなにをしてもよいというのは、自由な状況です。リワークプログラムなど慣れないデイケアの場(復職支援プログラムなど慣れないデイケアの場)で、復職支援施設スタッフの指示(リワーク施設スタッフの指示)も受けずに、ほかのリワークプログラム参加者と協調(ほかの復職支援プログラム参加者と協調)しながら自分でできることをリワークプログラムで実現(復職支援プログラムで実現)していくことの訓練の場が、復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)内の復職支援デイケア(リワークデイケア)になります。
ほかのリワークプログラム参加者になかなか話しかけられない(ほかの復職支援プログラム参加者になかなか話しかけられない)、積極的にリワークプログラムに参加できない(積極的に復職支援プログラムに参加できない)のはなぜかというメンタルヘルス状態をみつめることで、自分の対人関係の特性や行動パターンに気づけます。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。