ストレス社会で病んだ現代人について | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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Ⅲ.ストレスを乗り切る方法

(1)ゆっくり休息を取る

ストレスには、十分な休息が必要です。「仕事があるから」、「これをやらなければいけない」という考えをなくし、まず自分の健康回復が優先だと思うことが大事です。健康状態がよくなければ、仕事も生活も出来なくなるのですから。ここは割りきって決断し、力を抜いて、何もしない時間を作り、ゆっくり休んでみるのが良いのでは。

(2)外で気分転換をする

好きな趣味、スポーツ、散歩、ショッピングなどで日々の実生活から離れてみると、心身のリフレッシュが図れます。面倒くさいかもしれませんが、その気持ちは一瞬なので、休みの日は一度外の街や自然に触れてみてはどうでしょうか。

(3)深呼吸で自律神経のバランスを調整する

不安や緊張時に精神を安定させる良い呼吸法があります。まず鼻から2秒大きく息を吸い、8秒間息を止めます。そして口からゆっくりと4秒間息をはきます。この方法を2~3回ほど繰り返し行うことにより、リラックスした状態になり、神経のバランスも保てます。一度ためしてみてはどうでしょうか。

(4)家で趣味に没頭する

これも人によっては効果がある方法だと思います。好きな音楽を聞いたり、TVゲームをしたり、好きな人と電話で話したり、リラックスできる本を読んだり、ペットがいるなら一緒にじやれあったり、好きなマンガを全巻読破してみたりと、普段やってないことでも1回ためしてみたら、没頭して楽しめるかもしれませんね。ただ、これらのことは力を入れず、なるべく楽しめたり、笑えたり、元気付ける内容をあえて選択し行ったほうが良いです。

(5)メンタルトレーニングをしてみる

自分の思い通りにならないため、不満や不安、怒りなどが日々蓄積されることによってストレスが発生するのです。悪いストレスをなくすためには「思いを持たない」ことです。[思いを持たない]イコール「日々起きる現象を自分の修練として肯定的に受け止める」ことです。不満、不安、怒りを発しているのは他の誰でもなく、自分自身の感情からスタートしているのです。これも一種のマインドコントロール法ですが、ストレスに負けないこころを作るには、自分と向き合うことが大切です。ストレスの原因がどこにあるかなど現状の問題点を冷静に洗い出してみてはどうでしょうか。ひとつのことに全力集中してみる、肯定的な解釈を心がけ、否定的なことを言わないようにします。成功した自分や楽しい予定などをイメージし計画を立ててみるなど、決して完壁を求めず楽しみながら、少しずつはじめてみてはどうでしょうか。

(6)ストレスの要因へ早めに対処してみる

仕事でも日常生活においても、やるべきことは集中して即実行に移す。可能であれば明日に延ばさない。場合によっては人に相談し率直にアドバイスを受けるなど、ストレスが溜まらないうちに自分なりの対処法を少しずつでもいいから身に付けてみてはどうでしょうか。

(7)友人や家族に症状を相談してみる

ストレスで1番いけないのは、1人で悩んで、我慢して抱え込むことです。誰かに話すことは決して恥ずかしいことではありません。自分をさらけ出すことによって、話を聞いてもらい、素直に受けとめることによって、気分が楽になることと思います。

(8)病院を受診する

内面部分ではなく、身体的に胃などの痛みがひどい場合は、症状の悪化を回避するために、やはり病院で診てもらわなければいけません。痛みの場合は「消化器内科」で内視鏡検査をしたり、精神的にひどい場合は、「心療内科」や「精神科」で主治医や臨床心理士に相談をしたりするのが大事です。精神科などに診てもらうのは決してはずかしいことではありません。「悪化する前に未然に防ぐ」ことが1番重要なのです。

(9)処方された薬を服用する

ストレスによる自律神経失調症の場合、病院で安定剤を処方されますが、現在の安定剤は副作用があまりひどくなく、結構安心して服用できます。それなりの効果も期待できますが、過剰服用をしても余計に悪化し、効果も望めないので、医師の指示通りに服用することをお勧めします。軽い胃炎や頭痛などは、市販の薬でまかなえるかと思います。

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