ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その32)
2019年02月05日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の32回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(Ⅲ)
◎リワークプログラムの流れ(復職支援プログラムの流れ)③
~リワークプログラムは昼間が中心(復職支援プログラムは昼間が中心)だが、夜にリワークプログラムへ参加(復職支援プログラムへ参加)する人もいる~
⇒復職支援施設など医療機関で実施(リワーク施設など医療機関で実施)するリワークプログラムでいちばん多い(復職支援プログラムでいちばん多い)のは、健康保険の枠組みのなかで、実際の勤務時間帯に近く、通勤の練習になりやすい日中のリワークプログラム(日中の復職支援プログラム)など復職支援「デイケア」(リワーク「デイケア」)です。しかし、患者様や復職支援施設(リワーク施設)などメンタルヘルス科医療機関の状況により、夜間のリワークプログラム(夜間の復職支援プログラム)など復職支援「ナイトケア」(リワーク「ナイトケア」)や、短時間のリワークプログラム(短時間の復職支援プログラム)など復職支援「ショートケア」(リワーク「ショートケア」)としてリワークプログラムがおこなわれる場合(復職支援プログラムがおこなわれる場合)もあります。
■リワークプログラムの時間(復職支援プログラムの時間)は違っても、リワークプログラムのめざすところ(復職支援プログラムのめざすところ)は同じ
⇒復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)では、健康保険制度の枠組みのなかでリワークプログラムを実施(復職支援プログラムを実施)しています。
リワークプログラムなどリハビリ(復職支援プログラムなどリハビリ)のうち、いちばん多いのは復職支援デイケア(いちばん多いのはリワークデイケア)です。復職支援デイケアは1日6時間(リワークデイケアは1日6時間)程度とされていますが、リワークプログラムなどデイケア開始(復職支援プログラムなどデイケア開始)・リワークプログラムなどデイケア終了(復職支援プログラムなどデイケア終了)時間や週何日リワークプログラムなどデイケアをする(週何日復職支援プログラムなどデイケアをする)かは、実施する復職支援施設によって多少違い(リワーク施設によって多少違い)ます。リワークプログラムなどデイケアの内容(復職支援プログラムなどデイケアの内容)は、復職支援施設など医療機関によって異なり(リワーク施設など医療機関によって異なり)ます。復職支援施設のなか(リワーク施設のなか)には、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)に多い職種にあわせて、オフィスワークの内容を決めているところもあります。復職支援デイケア以外(リワークデイケア以外)には、リワークプログラムの時間帯や所要時間(復職支援プログラムの時間帯や所要時間)の違いにより、時間が短い復職支援ショートケア(時間が短いリワークショートケア)、時間が長い復職支援デイナイトケア(時間が長いリワークデイナイトケア)、夜間におこなう復職支援ナイトケア(夜間におこなうリワークナイトケア)があります。
まだリワークプログラムに1日通う(復職支援プログラムに1日通う)のがつらい人は、復職支援ショートケア(つらい人は、リワークショートケア)が適しており、午前中あるいは午後の3時間程度のリワークプログラム(午前中あるいは午後の3時間程度の復職支援プログラム)です。日中の復職支援デイケア参加(日中のリワークデイケア参加)に向けて、段階的にリワークプログラムを利用(段階的に復職支援プログラムを利用)することもあります。次に、メンタルヘルス状態が回復した人が通う復職支援デイナイトケア(回復した人が通うリワークデイナイトケア)については、1日10時間程度で、職場の定時の勤務時間以上にもなるリワークプログラム(1日10時間程度で、職場の定時の勤務時間以上にもなる復職支援プログラム)です。長時間のリワークプログラム(長時間の復職支援プログラム)であるため、メンタルヘルス状態が回復した人に向いています。最後に、復職後(リワーク後)もフォローする復職支援ナイトケア(フォローするリワークナイトケア)については、4時間程度のリワークプログラム(4時間程度の復職支援プログラム)で、16時以降におこなわれます。メンタルヘルス疾患の再発予防とストレス対応能力の向上のため、復職後に通う(リワーク後に通う)ことがあります。
規模の大きい復職支援施設(規模の大きいリワーク施設)では、部屋ごとに別々の復職支援ショートケア(別々のリワークショートケア)と復職支援デイケアを並行(リワークデイケアを並行)していることもあります。いずれの復職支援リハビリケア(リワークリハビリケア)でも、リワークプログラムの目的(復職支援プログラムの目的)は同じで、うつ病などメンタルヘルス不調からの職場への復職支援(職場へのリワーク)とメンタルヘルス疾患の再発予防をめざすことです。
■メンタルヘルス状態の回復具合など復職準備性(リワーク準備性)によって、リワークプログラムの日数(復職支援プログラムの日数)やリワークプログラムの内容(復職支援プログラムの内容)を決める
⇒リワークプログラムなどリハビリへの参加に際して(復職支援プログラムなどリハビリへの参加に際して)は、週に数日間、復職支援デイケアなどリハビリ(リワークデイケアなどリハビリ)や復職支援ショートケアなどリハビリ(リワークショートケアなどリハビリ)からはじめ、復職支援施設に通う日(リワーク施設に通う日)すなわちリワークプログラムに参加する日(復職支援プログラムに参加する日)とリワークプログラムでの活動(復職支援プログラムでの活動)をじょじょに増やし、復職をめざす(リワークをめざす)のが一般的なリワークプログラム(一般的な復職支援プログラム)です。ただし、復職支援施設など医療機関の状況(リワーク施設など医療機関の状況)や、患者様のメンタルヘルス状態の回復度つまり復職準備性の評価(リワーク準備性の評価)などによっては、夜間の復職支援ナイトケアなどリハビリ(リワークナイトケアなどリハビリ)をおこなう場合もあります。
リワークプログラムなど復職支援リハビリ(復職支援プログラムなど復職支援リハビリ)では、さまざまな復職支援の枠組み(リワークの枠組み)を活用しながら、患者様の復職支援をサポート(リワークをサポート)しているのです。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。