ホーム > ブログ > 心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(その25)
2020年03月18日
千里中央(大阪府豊中市・北摂千里ニュータウン)、心療内科(メンタルヘルス科)・復職支援(リワークおよびリワークプログラム)協力医療機関「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(勤労者の心療内科的健康)」の25回目です。引き続き、心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(心療内科的健康)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖職場のメンタルヘルス概観(職場の心療内科的健康概観)〗(ⅩⅩⅣ)
~職場のメンタルヘルス不調の背景因子(職場の心療内科的健康不調の背景因子)⑭~
◎勤労者のメンタルヘルス評価法(勤労者の心療内科的健康評価法)ⓗ
B.メンタルヘルス評価(心療内科的健康評価)とそのためのメンタルヘルス情報収集(心療内科的健康情報収集)(ⅴ)
6.職場巡視
⇒産業医については月に1度以上、衛生管理者については週1回以上の職場巡視を行うことが労働安全衛生法により規定されているが、職場内の看護職などメンタルヘルス職(心療内科的健康職)もメンタルヘルス不調者(心療内科的健康不調者)の身近な存在であるために、機会あるごとにさまざまな職場に顔を出している例が少なくないです。
職場巡視では、個々のメンタルヘルス不調者(個々の心療内科的健康不調者)の仕事ぶりや仕事の動線などを定点メンタルヘルス観測(心療内科的健康観測)することで、当該職場のストレス状況のみならず、メンタルヘルス不調者ら(心療内科的健康不調者ら)1人ひとりのメンタルヘルス状態(心療内科的健康状態)に関しても貴重なメンタルヘルス情報(心療内科的健康情報)を入手できます。産業医や看護職など職場のメンタルヘルス職(職場の心療内科的健康職)による職場巡視は、製造業や建設業など、安全面のメンタルヘルス問題(心療内科的健康問題)やいわゆる有害業務の多い職場でのみ重視されがちであるが、デスクワークが中心となっている職場にも足を運ぶべきです。職務をこなすメンタルヘルス不調者(職務をこなす心療内科的健康不調者)の表情や動作が、メンタルヘルス管理部署(心療内科的健康管理部署)に来所するメンタルヘルス不調者の姿(来所する心療内科的健康不調者の姿)とは異なっていることに驚かされることも少なくないでしょう。また、時間と現場のメンタルヘルス事情(心療内科的健康事情)が許せば、巡視後そこで作業をするメンタルヘルス不調者(作業をする心療内科的健康不調者)との意見交換や懇親の場を設けることによって、メンタルヘルス診断(心療内科的健康診断)や個別メンタルヘルス相談(個別心療内科的健康相談)では得られないメンタルヘルス情報を入手(心療内科的健康情報を入手)できます。
7.家族から
⇒当該メンタルヘルス不調者本人(当該心療内科的健康不調者本人)と同じ事業場で勤務している家族が、家庭でのメンタルヘルス不調者本人(心療内科的健康不調者本人)のメンタルヘルス状態の異変(心療内科的健康状態の異変)を心配して、産業保健スタッフなどメンタルヘルススタッフ(心療内科的健康スタッフ)にメンタルヘルス相談(心療内科的健康相談)を持ち込むことがあります。まれではあるが、社内報やメンタルヘルス保険組合(心療内科的健康保険組合)の機関紙に産業医や看護職など職場のメンタルヘルススタッフ(職場の心療内科的健康スタッフ)がメンタルヘルスに関して(心療内科的健康に関して)のメンタルヘルス情報提供欄(心療内科的健康情報提供欄)を持っていると、その社内報や機関紙のメンタルヘルス情報提供欄(社内報や機関紙の心療内科的健康情報提供欄)を読んだ家族が問い合わせをしてくる例もみられます。
職務内容の特殊性から業務遂行能力の低下がわかりやすく、職場でも早期にメンタルヘルス状態の異変に気づかれる例(早期に心療内科的健康状態の異変に気づかれる例)もあるが、当該メンタルヘルス不調者(当該心療内科的健康不調者)が職場では取り繕っているため、周囲に気づかれないメンタルヘルス異常(心療内科的健康異常)が家族のメンタルヘルス相談によって明らか(心療内科的健康相談によって明らか)になる例も多く、家族からのメンタルヘルス相談(家族からの心療内科的健康相談)は貴重なメンタルヘルス情報(貴重な心療内科的健康情報)となります。また、家族からのメンタルヘルス相談があった場合(心療内科的健康相談があった場合)には、そのメンタルヘルス相談以後(心療内科的健康相談以後)のメンタルヘルス専門機関(心療内科的健康専門機関)(メンタルヘルス科専門病院(心療内科専門病院)・メンタルクリニック(心療内科クリニック))受診時や(休業例では)休業開始後のメンタルヘルス支援(心療内科的健康支援)が行いやすくなります。
その他、生体指標(血圧、心拍変動、皮膚の電位や電気抵抗といった生理学的指標、各種ホルモンなどの生化学的指標など)もあるが、当該メンタルヘルス不調者1人ひとり(当該心療内科的健康不調者1人ひとり)の基礎値のばらつきが大きいこと、変動に与えるメンタルヘルス因子(心療内科的健康因子)が多いことなどから、現時点ではあまり職場のメンタルヘルス測定(職場の心療内科的健康測定)におけるメンタルヘルス指標(心療内科的健康指標)として活用されているとはいえないです。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)・職場復帰支援(リワーク支援およびリワーク支援プログラム)協力医療機関「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。