ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その28)
2019年01月25日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の28回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)は全国の復職支援施設(リワーク施設)などメンタルヘルス科医療機関で受けられる〗(Ⅵ)
◎リワークプログラムの費用(復職支援プログラムの費用)はいくら?①
~患者様が負担するリワークプログラムの費用(負担する復職支援プログラムの費用)は月一万円ほど~
⇒うつ病などメンタルヘルス疾患で休職中の患者様にとって、リワークプログラムの医療費(復職支援プログラムの医療費)など経済的な負担は心配事のひとつです。復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)がおこなうリワークプログラムは保険が適用(復職支援プログラムは保険が適用)され、メンタルヘルス科デイケア、メンタルヘルス科作業療法などの形で、リワークプログラムとして実施(復職支援プログラムとして実施)されています。それぞれリワークプログラムの時間(復職支援プログラムの時間)や復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)の人数が決められており、復職支援施設の規模(リワーク施設の規模)によって診療報酬が異なります。さらに、通常保険診療では窓口で支払う自己負担が3割ですが、自立支援医療制度を利用すると、自己負担は原則として1割になります。この制度は、メンタルヘルス科への通院治療が継続的に必要な人が利用でき、診察料や薬代、往診、訪問看護、メンタルヘルス科デイケア、精神保健センターなどでおこなわれるデイケアなどリワークプログラム(デイケアなど復職支援プログラム)の費用が対象となるため、自立支援医療制度を利用すればリワークプログラムの費用負担は軽く(復職支援プログラムの費用負担は軽く)なります。
■リワークプログラムの費用負担が大きいとき(復職支援プログラムの費用負担が大きいとき)はメンタルヘルス科専門医(精神科医・心療内科医)に相談する
⇒リワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)する際、復職支援デイケアの費用(リワークデイケアの費用)は、自立支援医療制度を利用した場合、月一万円前後がリワークプログラムの目安費用(復職支援プログラムの目安費用)です。ただし、リワークプログラムの費用負担には個人差(復職支援プログラムの費用負担には個人差)があり、ある復職支援施設などメンタルヘルス科専門医療機関(リワーク施設などメンタルヘルス科専門医療機関)では2,500円~二万円と幅があります。
自立支援医療制度は、通院治療をする人が対象のため、入院費は対象外です。また、臨床心理士や産業カウンセラーによるカウンセリングなど保険外の診療も、制度の対象となりません。
リワークプログラムの医療費が心配な人(復職支援プログラムの医療費が心配な人)は、保険が使えるメンタルヘルス治療を中心にしてもらうなど、主治医(精神科医師・心療内科医師)に相談してみましょう。
●自立支援医療制度を利用するには、市区町村への申請が必要です。
『1.窓口は全国の市区町村
⇒いま住んでいる市区町村の担当窓口に申請します。窓口で配布されている自立支援医療費支給認定申請書に必要事項を書きこみ、必要な書類(主治医(心療内科医・精神科医)の自立支援医療診断書、医療保険証、世帯の課税状況が確認できるものなど)をつけて申請します。受理まで時間がかかる場合があるので、申請は早めにしましょう。
2.使える復職支援施設など医療機関(使えるリワーク施設など医療機関)は1ヵ所
⇒自立支援医療制度を使って利用できる復職支援施設(利用できるリワーク施設)は1ヵ所にかぎられます。薬局は、市区町村によって2~3ヵ所指定できるところもあります。市区町村の復職支援施設(市区町村のリワーク施設)など医療機関や薬局は、自分で指定することができ、手続きをすれば変更することもできます。
3.1年ごとに更新する
⇒申請が受理されると、自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票が交付されます。利用するときには、これらを指定の復職支援施設(指定のリワーク施設)など医療機関や薬局を利用するときに提示します。受給者証の有効期限は1年間で、1年ごとに更新の必要があります。』
■自己負担の上限額以上をリワークプログラムの費用負担として払う(復職支援プログラムの費用負担として払う)ことはない
⇒自立支援医療制度では、本人の収入や世帯の所得に応じて、月額の自己負担額の上限が決められています。制度を利用したうえでのリワークプログラムの医療費の負担額(復職支援プログラムの医療費の負担額)が、一定額を超えることはありません。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。