PTSD(心的外傷後ストレス障害)(その3) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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PTSD(心的外傷後ストレス障害)について(その3)

PTSDの鑑別

  1. 生命を脅かすものに限定すべきです。適応障害は、ストレス因子の強さはさまざまです (家出、解雇は適応障害)。
  2. 回避、麻庫、過覚醒は気分障害、不安障害を考慮し鑑別します。
  3. ストレスの反応で短期精神病障害、転換性障害、大うつ病と区別します。
  4. 急性ストレス反応・障害とは1か月以内の発症で区別します。
  5. フラッシュバックは統合失調症、精神病を伴う気分障害、せん妄、物賢誘発性障害、身体疾患による精神病で起こる幻覚、錯覚、ほかの知覚異常と区別します。
  6. 賠償金、利権、判決の状況は、詐病を除外します。

治療法

心的外傷の治療に関しては、特効薬や手術などにより除去できるものではなく、カウンセリング方式で、数回にわたり1対1の面接による話し合いを通じて、外傷体験の出来事や現在の悩みなどを簡き取り、患者の不安心理の病巣はなにかを把握し、これを徐々に取り除いていく方法で行われます。薬の服用も並行して行うことが多いですが、PTSDの場合、多くの場合カウンセリングによる治療が一般的とされています。以下では、その具体的な方法を述べます。①心理的デブリーフィング、②EMDR 治療、③トークセラピ一、④グループセラピ一、⑤行動療法、⑥催眠療法、⑦自己暗示療法、⑧精神分析的治療、⑨薬物療法などです。

経過と予後~発症と持続時間

(1)発症に関して

外傷体験から6か月以内の発症が原則であります。外傷体験から6か月以上経過してからの発症も含めてもよいのですが、その場合には発症遅延という形で別に特定すべきです。

(2)症状の出現と持続時間

心的外傷体験から1か月以上経過してから発症するとされており、症状の持続時間は1か月以上です。

(3)回復

PTSD は半数が3か月以内に回復するとされています。症状の持続期間が3か月未満の場合は急性、症状の持続期間が3か月以上の場合は慢性です。

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