ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その9)
2018年10月26日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の9回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムとは?〗(Ⅷ)
◎療養の見直し①
~家族がメンタルヘルス疾患を受け入れてくれ、安心して眠れた~
多くのメンタルヘルス不調者が、メンタルヘルス不調の再発の悪循環から抜け出す決め手になったのは、メンタルヘルス疾患をよく理解することと、家族や同僚、リワークプログラムの友人の理解(復職支援プログラムの友人の理解)が復職への支え(リワークへの支え)だと言います。
メンタルヘルス不調の再発をくり返すなかでも、家族や同僚、リワークプログラムの友人(復職支援プログラムの友人)が理解を示し、見守りつづけてくれることで、患者様たちはあきらめずに治療やリワークプログラムにとりくめて(復職支援プログラムにとりくめて)います。
■うつ病などメンタルヘルス疾患のこわさを再認識する
⇒メンタルヘルス不調の再発・再休職の悪循環から抜け出すためには、メンタルヘルス疾患のことをあらためて理解し、もう一度しっかりとメンタルヘルス不調を治す必要があります。
うつ病や躁うつ病などメンタルヘルス疾患とは、どのような病気なのか。自分の場合にはメンタルヘルス疾患はどんな特徴があるか。そして、なぜメンタルヘルス不調は再発をくり返すのか。メンタルヘルス専門医(精神科医・心療内科医)とともに、メンタルヘルス不調の再発を掘り下げて考え、メンタルヘルスを理解していきます。メンタルヘルス不調の再発をくり返すと、信頼を徐々に失っていきがち。そのとき頼りになるのは本当に親しい人。家族の理解が復職に向けて(リワークに向けて)心の支えになります。
「再発しやすい」という、うつ病や躁うつ病などメンタルヘルス疾患のこわさを再認識して、もう一度、じっくりと時間をかけてメンタルヘルス不調を治そうという気持ちになったとき、家族や同僚が待つ姿勢を示してくれると、あせらずにメンタルヘルス不調の治療にとりくめます。メンタルヘルス不調の再発予防をみすえて再度メンタルヘルス不調の治療にのぞみます。メンタルヘルス疾患と向き合い、リワークプログラムなども利用(復職支援プログラムなども利用)して、復職支援対策(リワーク対策)をとっていくのです。
リワークプログラムを受ける(復職支援プログラムを受ける)場合、通常の治療より復職までの時間(リワークまでの時間)は長くかかりますが、家族や同僚、リワークプログラムの友人など周囲(復職支援プログラムの友人など周囲)の支えを得て、じっくりと治療やリワークプログラム(治療や復職支援プログラム)にとりくんでいきましょう。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。