復職支援(リワーク)(その67) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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復職支援(リワーク)(その67)

2018年07月04日 

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の67回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖第4ステージ(職場復帰後リワーク後)、再発予防期)〗(約3~6ヵ月)
職場復帰後、半年間以内リワーク後、半年間以内)はメンタルヘルス不調の再発が起こりやすい時期なので、特に注意が必要な時期です。
職場にメンタルヘルス不調の理解を得ながら、通院や抗うつ薬の服用を継続し、仕事量もあまり過度になりすぎないように注意しましょう。
また、うつ病などメンタルヘルス不調を再発させないためには自らのライフスタイルや物の考え方を見直すことも重要です。
以下を参考に、メンタルヘルス不調の再発予防に取り組むようにしましょう。』
◎第4ステージ チェックリスト
基本的には第4ステージは終わるものではなく、うつ病などメンタルヘルス不調を再発させないように生涯心がけていくことが必要です。1年に1回はこのチェックリストを見直して、自らのメンタルヘルスを保てるように心がけましょう。
■主治医(精神科医・心療内科医)が通院終了の許可を出すまで、通院を続けている
抗うつ薬にはうつ病などメンタルヘルス不調の再発を予防する効果があります。そこで、職場復帰後も十分にリワーク後も十分に)主治医(精神科医師・心療内科医師)と相談しながら、薬物療法を継続する必要があります。自分の判断や周囲の人の声で薬物療法を中断しないように注意しましょう。
上記うつ病などメンタルヘルス不調になりやすい考え方の癖に注意を払っている
上記うつ病などメンタルヘルス不調になりやすい考え方の癖として、物事を「全」か「無」かの両極端で考えてしまう考え方、何でも自分の責任だとする考え方、物事はこうあるべきだとする柔軟性に欠ける考え方などがあります。自分のメンタルヘルスの癖を理解し、そのような考え方に陥っていないかを見つめ直すことも重要です。
■定期的にメンタルヘルス診断ストレスチェック)を行っている
⇒仕事に夢中になっていたり、しばらくメンタルヘルスの調子のいい期間が続いていたりすると、職場うつ病などメンタルヘルス不調の初期兆候を見逃してしまうことがあります。ストレスチェックシートを用いて、定期的に自分のメンタルヘルス診断を行いましょう。
■物事の優先順位をつけて、ゆとりある生活を送る
上記うつ病などメンタルヘルス不調になりやすい性格傾向を持っている方は、物事の優先順位をつけることが苦手で、何でもかんでも重要だと思ってしまい、その結果としてどんどん生活にゆとりがなくなってしまいます。4色ボールペン活用術(2018年6月13日掲載)を参考に、ゆとりあるスケジュール作りをしましょう。
■定期的な運動習慣を確立する
⇒運動には元々うつ病などメンタルヘルス不調を予防する効果があると言われています。自分が気持ちいいと感じる程度の運動で十分ですから、定期的な運動を日常生活の中に取り入れるように心がけましょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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