リワーク・プログラム(その36) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その36)

千里中央駅直結・大阪府 豊中市、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の36回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■導入が進むリワーク・プログラム

うつ病を一度患うとその再発率というのは約60%といわれています。この約60%というのはうつ病が完治してから一回目の再発率の事で、何度も再発をしている場合は割合は高くなります。そんなうつ病を患ってしまい休職している人の数というのも増える一方となっています。
そこで現在そんなうつ病休職者の為「リワーク・プログラム」の導入をしている企業、または「リワーク・プログラム」の導入を考えている企業が多くなっています。

◎なぜリワーク・プログラムの導入が進められているのか?

うつ病はどうしても長患いとなってしまうメンタルヘルス疾患ですが、そんなメンタルヘルス疾患を患ったうつ病休職者
復職リワーク)したい。」
といった時、企業としては嬉しい事といえるのではないでしょうか?
ただ、うつ病ではない病気での休職からの職場復帰休職からのリワーク)や出産による育児休暇というのと違って、うつ病休職者の場合
○きちんと始業時刻から終業時刻まで働けるか?
○休職前の職場や仕事内容で問題がないか?
○職場で他の社員とコミュニケーションがとれるか?
といったクリアしておかないといけない問題があります。これらの問題をクリアしておかないと、せっかく長い休職から復職できたリワークできた)としても、しばらくするとうつ病が再発・悪化したりしてまた休職せざるをえなくなるという状況になります。
この問題をクリアにする事は、うつ病などメンタルヘルス疾患で休職していた社員が働きやすくなるというメリットの他に、休職者のうつ病などのメンタルヘルス不調の把握や、復職後リワーク後)のトラブルを防ぐというメリットもあります。
こういった「うつ病休職者ならではの状況」というのがあって、今リワーク・プログラムの導入が進められているのです。

以上、千里中央、心療内科「杉浦こころのクリニック」(豊中市・千里ニュータウン・千里セルシー3階)の杉浦でした。

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