心療内科とストレス(その12) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科とストレス(その12)

心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科とストレス」の12回目です。前回に続き、心療内科について詳しく触れたいと思います。

【続き→】こころと身体の関係を考える際、最も重要なポイントになるのが、ストレス対策です。日頃からのストレスとの付き合い方、対処法が、大切になります。元々ストレスの感じ方は個人差が非常に大きく、同じ環境や出来事でもストレスをほとんど感じない、という人もいれば、過重なストレスを感じてしまう、という人もいるでしょう。
これは、ストレス耐性の差によるものです。ストレス耐性とはストレスに対する抵抗力のことで、もちろん人によって異なりますが、同じ人でも環境や状況によって変化することがあります。例えば環境面では、相談相手やこころの支えになってくれる人を見つけられると、安心できたり心強く感じてストレス耐性は高まります。また、自分に合ったストレス解消法を見つけ出しておくことも、とても大切です。
食生活について見直すことも、ストレス対策には有効です。私たちの身体は、ストレスが加わった時、ストレス抵抗ホルモンとよばれる副腎皮質ホルモンを多く分泌します。この副腎皮質ホルモンの分泌にビタミンCを必要とするため、ストレス下ではビタミンCが大量に消費されます。
特にイライラストレスを自覚している人は、一日に2回から3回に分けて食後にビタミンCを摂ると良いでしょう。また、副腎皮質ホルモンは黄体ホルモンから作られるのですが、この黄体ホルモンが体内で合成される為には、ビタミンEが補酵素として必要なので、同時にビタミンEも必要です。
更に、ビタミンB1は、脳のエネルギー源となるブドウ糖の代謝に不可欠で、これが不足すると疲れやすくなったり、イライラしやすくなります。ですから、ストレス対策には、ビタミンCとEとB1を摂ることが求められます。

以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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