2015年12月28日
心療内科 精神科、大阪府 豊中市・千里中央駅・千里ニュータウン「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク (復職)支援」の18回目です。引き続き、リワークについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】精神障害、主にうつ病の治療の3本柱は、薬物療法、精神療法(医師との面接やカウンセリング)、そして休養です。休養の主な意義は、心身を休めエネルギーを蓄えることです。うつ病では、イメージとして心身のエネルギーが低下している状態ですので、がんばろうとしてもガソリンの入っていない車のアクセルを吹かすようなもので、かえって疲弊してしまいます。まずは、エネルギーを貯めることが必要です。
職場復帰支援(リワーク支援)に当たっては、家族の協力は不可欠となります。家族が職場復帰支援をするポイント(リワーク支援をするポイント)は、本人に対する支援と、必要な情報を主治医、産業医等に提供することです。家族が職場復帰をあせり(リワークをあせり)本人へ過剰な期待をかけてしまうと、家庭での安心感を損ない逆効果となります。そうならないようにゆっくり、あせらず、復職に向けて(リワークに向けて)安心できる環境を維持することが大切です。
以上、心療内科、豊中市・千里中央駅直結・千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。