リワーク・プログラム（その24） | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」
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リワーク・プログラム（その24）
心療内科 精神科、大阪府 豊中市・千里中央駅直結「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。今回は「リワーク・プログラム」の24回目です。前回に続き、リワーク・プログラム（職場復帰支援プログラム）について詳しく触れたいと思います。
【続き→】■復職後（リワーク後）のフォローアップ（アフターケア）
うつ病は再発しやすい病気であり、再発をくりかえすと根治が難しくなる傾向があります。したがって、復職後のフォローアップ（リワーク後のフォローアップ）は、再発防止の観点から大変重要となります。
調子が良いようにみえても、睡眠時間をきちんと確保することやストレスを溜めないこと、認知行動療法などリワーク・プログラムで身につけたことが、復職後も実践（リワーク後も実践）できているかどうかをチェックしていくことは、再発予防の観点から大切です。そのために復職後も外来診療（リワーク後も外来診療）に加え、しばらくは休みの日を利用して、フォローアップのリワーク・プログラムに参加することをおすすめします。
復職（リワーク）すればすべて終了ということではありません。
■デイケアのリワーク・プログラムから見えてくるもの
デイケアのリワーク・プログラムでは、外来診療の何倍もの情報量を得ることができるということを、これまでくりかえし強調してきました。
そうしたなかで、外来でうつ病と診断された患者様の違う側面を見出すことがあります。
たとえば、基本的な生活リズムが整わなかったり、周囲との関わりのなかで軽躁状態が出現して診断を変更したり、リワークスタッフへの攻撃性・依存性、不安障害の併存、本人の気質、周囲への配慮、薬の副作用による落ち着きのなさ、アルコールやギャンブルへの依存の問題などが浮き彫りになったりと、別の視点からのアプローチが医療者側に求められることがあります。
以上、心療内科、豊中市・千里中央駅「杉浦こころのクリニック」（千里ニュータウン・千里セルシー３階）の杉浦でした。
