リワーク・プログラム(その21) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その21)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の21回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■リワーク・プログラムの具体例

個人カウンセリング
デイケアのリワーク・プログラムは集団療法ですが、個人個人病状も違いますし、置かれている立場も違います。そのため患者様固有の問題については、主治医(精神科・心療内科)と1対1でのカウンセリングが必要になります。
とくに、復職が近づくリワークが近づく)と、職場とのやり取りも増えてきて急に不安が高まる方もいますので、個人カウンセリングは欠かせません。

リワーク卒業生によるリワーク・プログラム
リワーク・プログラムを終了し、復職された方リワークされた方)に体験談を話してもらい、現在このリワーク・プログラムを利用している患者様との間で意見交換をし、より具体的な回復のポイントを理解してもらいます。

[快復チェックノート]
デイケアでリワーク・プログラムを受けた日の最後には、患者様自身が自分の心身のコンディションについて振り返り、活動記録表や自己管理チェックシート、快復チェックノートといったものに記入し、リワークスタッフがその内容をもとにアドバイスを記し、フィードバックをしています。

■職場の産業医による環境調整

主治医は、患者様のリワーク・プログラムが順調に進んでいると、復職の時期リワークの時期)を視野に入れていきます。
しかし、患者様が復職後リワーク後)におかれる職場での仕事の量や質など、具体的なことはよくわからないのが実情です。たとえば事務職と危険物を扱うような工場では、仕事の内容や体力、責任など求められるレベルはまったく異なってくるからです。
そこで職場の事情を熟知している産業医の判断が重要となります。産業医の役割は、労働者が健康で快適に仕事ができるよう、専門的立場から職場のリスクマネジメントをすることです。

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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