リワーク・プログラム(その5) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その5)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の5回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】メンタルヘルス不調の社員が通院している場合、会社としての今後の対応策を検討する上で、その症状などについて、主治医から直接話を聴いてみたいということがあります。この場合、どのような点に気をつければよいのでしょうか?「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援リワーク支援)の手引き」では、「主治医との連携の仕方」と題してこのように記されています。
『主治医との連携に当たっては、事前に当該労働者への説明と同意を得ておく必要がある。』
主治医と連絡を取る場合には、必ず本人の同意を得ておく必要があります。一般的には、会社の関係者が本人の主治医に連絡をとって、症状などについての意見を聴こうとしても、守秘義務があるという理由で断られます。
そこで、一番良い方法は、本人の了解を得て診察の時に同行して、本人と同席のもとで主治医から説明を受けるという方法です。本人との意思疎通も図れますし、主治医としても、会社の関係者が同行してきたことを悪く受け止めることは少ないと言えます。また、この方法は、診察の一環なので、別途の費用が発生しないというメリットがあります。
何時の時点で同行したら良いのかということが問題になりますが、ベテランの産業保健スタッフ(産業看護師など)によれば、できるだけ早い方が良いという意見です。本人の同意が得られて、時間の都合が付くのであれば、早ければ早い方が良いということになります。
ただ、産業保健スタッフがおらず、人事労務担当者がメンタルヘルス対策を兼任している場合は、どのレベルの人が同行するのかを検討する必要があります。基本的には、個人のメンタルヘルス情報に接することができる責任ある立場の人が良いと思われます。

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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