心療内科と心身医学(その4) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科と心身医学(その4)

心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科と心身医学」の4回目です。前回に続き、心療内科について詳しく触れたいと思います。

【続き→】心療内科とは、身体症状を中心とする神経症や心身症をおもな対象とする診療科名で、心身医学的な診療および研究が行われています。これは一般の内科的治療ばかりでなく、積極的に心理療法精神療法)も行う内科という意味で、最初に標榜(ひょうぼう)したのは九州大学医学部です。すなわち、1952年(昭和27年)にアメリカへ留学した池見酉次郎(いけみゆうじろう)(1915-1999)は心身医学的治療の実際をみてその重要性を痛感し、これを学んで帰国、1963年6月から精神身体医学(心身医学)の臨床講座を開き、すでに東京大学医学部で標榜していた物療内科(理学診療科)に対比させる意図もあって心療内科を設置、初代教授に就任しました。
心療内科では、医師の助力的立場で診療の実技を行うパラメディカルparamedical(臨床心理士、ソーシャル・ケースワーカー、作業療法士など)の人々が、それぞれ専門的な立場から医師に協力し、有機的なチームワークのもとに診療を行っています。現在では、臨床各科の疾患一般についても広く心身両面からの総合医学的立場から診療が行われるようになってきました。

以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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