心療内科とストレス(その13) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科とストレス(その13)

心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科とストレス」の13回目です。前回に続き、心療内科について詳しく触れたいと思います。

【続き→】日々めまぐるしく動き続ける社会に暮らしていると、それと気づかないうちに身もこころも疲労し、張りつめて硬くなり、緊張が解けない状態になってしまいがちです。そのように感じたときは、1日のライフサイクルの中に、少しでもリラックスできる時間を確保して実行していくことが、とても大事になってきます。
一般的に、リラクゼーションとは、精神的、肉体的に緊張のない状態、心身ともストレスや緊張から解き放たれた状態のことを指します。心身をリラックス状態へと導くための参考に、リラックス状態とストレス状態の身体状態の違いを見てみます。
まず、リラックス状態のときは、呼吸数や心拍数が減少します。そして筋緊張も軽減、末梢循環の増加で、手足があたたかくなります。反対に、ストレス状態のときは、呼吸数や心拍数が増加します。筋肉は緊張で硬くなり、末梢循環の減少で、手足は冷たくなります。手のひらや足の裏、腋の下、額に汗をかくこともあります。
身体の状態ではこのような違いがありますが、このうちリラックス状態としてすぐに体感できるのは、筋緊張の軽減と、呼吸数の減少です。このように身体がリラックスすると、すぐに精神に影響が現れ、気持ちが落ち着いて、安らかでくつろいだ気分になります。こころが和むと、更に身体がほぐれて、それがまたこころに作用する、というように次々と好循環していきます。
一般的に行われているリラックス方法としては、ゆったりと深い呼吸を繰り返すことで全身の緊張がほぐれる腹式呼吸法、リラックスしたイメージを思い浮かべるイメージ療法、音楽の力で心身の緊張を和らげるストレス解消音楽、こころの緊張を香りでほぐすアロマテラピー、血行促進で緊張をほぐし身もこころもリフレッシュする入浴、そのほかヨガやスポーツ、レクリエーション、ツボなども効果があると言われます。

以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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