リワーク支援について(その16) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク支援について(その16)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク支援について」の16回目です。前回に続き、リワーク支援職場復帰支援)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】フレックスタイムに関しても、同様の考え方が成り立ちます。フレックスタイム制度が認められている職場で当該労働者に適用が可能であっても、当面は定時に出退勤し、業務遂行能力の安定がみられてからにしたほうがよいことが多いです。復職支援手引きリワーク支援手引き)でも、その旨が記述されています。
重機や車両の運転、重量物の取り扱いの制限は、職場復帰当初リワーク当初)は症状が残存している可能性や、仕事の勘が回復していない恐れがあることに加えて、薬剤の副作用に対する考慮によるものです。精神科領域の薬剤には、眠気や瞬時の判断力の低下など、作業の安全に影響を与えるものが多いです。
こうしたことに象徴されるように、就業上の配慮は、何を目的として行われるのかを明確にしておくことが肝要です。
なお、就業面の配慮が行われている期間は、本来当該労働者が果たすべき職場での役割を全うできていないゆえに、処遇の変更が検討される場合があります。それについても就業規則に定めるなどルール化し、その変更は合理的な範囲とするよう、復職支援手引きに明記リワーク支援手引きに明記)されています。
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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