リワーク支援について(その8) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク支援について(その8)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク支援について」の8回目です。前回に続き、リワーク支援職場復帰支援)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】〖職場復帰リワーク)の判定〗

●基本的な考え方

本項では、復職支援手引きリワーク支援手引き)が示す5つのステップのうち、第2ステップから第4ステップまでに該当する取り組みについて論じます。本人が職場復帰を希望リワークを希望)してから、職場復帰可否リワーク可否)を検討し、最終判断を行うまでであり、狭義の職場復帰支援活動リワーク支援活動)に該当するところと言えましょう。
この大筋をまとめると、①本人の職場復帰希望本人のリワーク希望)→②(同時に)主治医からの職場復帰を可リワークを可)とする意見書の提出→③職場における職場復帰可否および可リワーク可否および可)とした場合の就業上の配慮の検討→④(左と前後して)本人を交えての話し合い→⑤職場復帰判定リワーク判定)の最終決定となります。職場復帰判定の最終決定リワーク判定の最終決定)は事業者、通常は人事労務担当部署が行い、産業医はそれに対して専門的な立場から助言をすることになります。
各事業場では、この流れについて、具体的な手順とそれぞれの関係者(産業医、看護職、上司、人事労務管理スタッフなど)がどのような役割をもってどのような関与をするかをあらかじめ決めておく必要があります。一例を下図に示しました。

『本人から職場復帰希望の表明リワーク希望の表明

  ↓

産業医が主治医の意見書を入手

  ↓「とくに問題なし」と判断

職場の受け入れ状況を上司に確認(人事労務担当者が同席)
産業医から上司、人事担当部署に大まかな見通し(職場復帰が近いリワークが近い)可能性)を伝える

  ↓

産業医が本人と面接
上司に伝える事項を確認

  ↓

産業医が、上記の結果を踏まえ、上司と面接(本人は看護職と面接)
4者で話し合う事項を確認                  ↑

  ↓ 今後、本人の復職支援を継続リワーク支援を継続)していく導入として

4者面接(本人、産業医、上司、人事労務管理スタッフ)』

◇《復職判定(産業医面接)リワーク判定(産業医面接))の手順例》
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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