心療内科と心身医学(その1) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科と心身医学(その1)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回から「心療内科と心身医学」というタイトルで、心療内科について詳しく触れたいと思います。

身体の病気のある患者様の病状にストレスやその他の心理的なことがらや生活環境などの社会的なことがらが関連している場合、身体に対する診療に加えて、こころにも配慮した診療を行うのが心療内科です。
身体の悲鳴である症状には、自分では気付くことのできないこころの問題や生活上の出来事が深く関与することが多いものです。このため、胃潰瘍、過敏性腸症候群や気管支喘息といった病名がついている場合はもちろん、他の専門科ではっきりした診断名がつかない、または治療によってもなかなかよくならない腹痛、頭痛、しびれやめまいといった身体症状の患者様も、体とこころの両方から診る心療内科で解決法が見つかることがあります。
心療内科は身体とこころの関係を診る専門科として、患者様自身が、身体とこころの関係に気付き、症状を自己コントロールできるようにお手伝させていただきます。

心身症の定義は「心身症とは身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症うつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する」(日本心身医学会、1991年)となっています。
ここで器質的というのは、がんや潰瘍、炎症など現在の医学的検査で異常が認められる病気です。機能的というのは、過敏性腸症候群、びまん性食道けいれん、片頭痛など、器質的検査では異常を認めませんが、明らかに一つの器官の働き(機能的)の乱れによって起こる病気のことをいいます。精神科はうつ病や神経症、不眠症などが専門であることを理解しておいてください。心療内科は不定愁訴や心因性の病気を診る科なのではありません。
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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