メンタルヘルスケア(その20) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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メンタルヘルスケア(その20)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルスケア」の20回目です。前回に続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。

【続き→】●《EAPの導入検討を行う際に聞いておくこと》
ここではメンタルヘルスサービスの中でも、EAPに焦点を当て、その導入について考えていくことにします。自社の課題を把握し、外部メンタルヘルスサービスに求める役割のイメージが固まったら、次に行うのは目的に合ったメンタルヘルスサービスを提供するEAP会社を見極める作業です。いくつかの事業者をピックアップし、メンタルヘルスサービス内容を詳細にヒヤリングしていきます。方法としては現在自社で起きている事例を具体的に説明し、それに対しどのように対応するのかを聞くのがおすすめです。
カウンセラーやコンサルタントの派遣があるメンタルヘルスサービスの場合には、資格や経験、育成方法などの品質チェックと、提供場所や実施回数などの運用体制を併せて確認するとよいです。カウンセリングは基本的に人と人とが対面で行うもの。Webや電話等のみの対応で十分としている会社は注意が必要です。また、メンタルヘルスの問題はさまざまなケースが生じます。仮に、事業者が自社でカバーできない範囲のケースでも、提携先の会社等に依頼できる体制が整っているかを確認しておきたいです。メンタルヘルスサービスの利用状況や利用促進の方法などを聞いておくのも有効。特にメンタルヘルスサービスの利用率は、はっきりとした数字で教えておいてもらいたいところです。また、守秘義務個人情報の保護、自社との情報共有についての方針も重要な検討材料です。
そして肝心の価格についてもしっかりと聞いておきたいです。相場としては1人あたり年間数千円程度であるが、その投資効果について十分検討する必要があります。逆に、あまりにも安すぎる価格を提示してくる会社には要注意。本場アメリカでも25ドルが一般的と言われています。メンタルヘルスサービスは非常にデリケートな問題を扱っているので、ぜひいろいろな観点から総合的に評価し、慎重に選びたいです。
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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