豊中市 千里中央にある「杉浦こころのクリニック」です。 | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科とストレス(その6)

2015/02/10

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科とストレス」の6回目です。
【続き→】■不安うつ
身体症状を伴う不安障害に【パニック障害】があります。パニック障害では、突然心臓が苦しくなる、息が止まりそうになる、全身がふるえるなどの身体症状と共に、死ぬのではないかという強い不安感が出現するパニック発作を繰り返します。このため特定の場所を避ける(広場恐怖)ようになり、行動制限が生じ、遷延化するとうつを合併します。扁桃体の感作がその病態の中心です。
職場や学校で、あるいは対人交流での問題から抑うつ症状を起こした【うつ】は、【マイルド・デプレッション】や【軽症うつ】などと呼ばれます。軽症うつではしばしばインスリン抵抗性が認められ、一時的に糖尿病のコントロールを悪化させるような変化が起こります。うつでは、視床下部‐下垂体‐副腎皮質軸の活性化、これを抑制する海馬神経細胞の委縮、膝下部前帯状回の過活性が生じています。
心療内科では不安や軽症うつに対して、脳内神経伝達物質と神経細胞新生の研究に基づく薬物療法を行います。また、対人交流の調整あるいはストレス対処法の指導などを行い、症状改善をはかります。また、気分の調整のみならず、うつや不安に伴う様々な身体的変化や症状に対しても診断および加療を行っています。
 以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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