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心療内科とストレス(その5)
2015/02/09
皆様、おはようございます。心療内科 精神科、千里中央駅直結「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科とストレス」の5回目です。
【続き→】■摂食障害
【神経性食欲不振症(拒食症)】、【神経性過食症】は、やせている状態を美とみなす社会風潮の影響を受け、思春期の女性が罹患する【摂食障害】です。これらは、急激な栄養低下が生じるか病脳期間が長引くと、横紋筋融解、心不全、腎不全、脳委縮、骨粗鬆症、骨髄膠様変化、消化管運動異常などが生じ、生命の危険を伴う疾患群です。最近は男性や20代以上の年齢層でも多くなっています。若い女性で食事量が不足し、低体重性の無月経がある時は、神経性食欲不振症が疑われます。嘔吐を繰り返す、緩下剤や利尿剤を大量に使用する場合、電解質異常から死に至る場合があり、専門的な治療が必要です。
〈摂食障害のボディ・イメージ〉
神経性食欲不振症では、やせているのに、「自分は太っている」「これ以上太るのは嫌だ」という意識が強くなっています。
以上、心療内科、千里中央駅「杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン・千里セルシー3階)の杉浦でした。