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有馬温泉について(その9)
2014/12/21
皆様、おはようございます。心療内科(大阪府・千里ニュータウン・千里中央駅)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】有馬温泉の歴史は古く、昔から皇族・貴族・文化人らに愛されてきました。日本最古泉とも言われます。
〈古代〉
■631年に舒明天皇が約3か月滞在したことが日本書紀に見られます。
■奈良時代には僧行基が温泉寺を建立。
〈中世〉
■清少納言は枕草子で有馬温泉に言及しています。
■1176年(安元2年)に後白河法皇と建春門院が御幸。
■1192年(建久3年)に僧仁西が戦乱で荒廃した有馬温泉を復興して湯治場としての原型を作りました。
〈近世〉
■足利義植は中風の湯治のために滞在したことがあります。『陰徳太平記』。
■豊臣秀吉は有馬を愛し何度も訪れ、更に温泉や周辺の改修を行い、今でも太閤○○と言う地名が残っています。
■江戸時代に作成された温泉番付では、西大関(当時最高位)にランクされていました。また、姫路と京都を結ぶ街道の経由地としても栄えました。
〈近代・現代〉
■谷崎潤一郎も有馬を愛し長期滞在して執筆を行うと同時に、作品中にも有馬温泉を度々登場させています。
■1950年(昭和25年)から毎年秋に「有馬大茶会」が開催されています。
■1968年(昭和43年)11月2日‐温泉街の旅館池之坊満月城で火災。死者30人。