「千里中央駅」の魅力(その10) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

ブログブログ

ホーム > ブログ > 「千里中央駅」の魅力(その10)

「千里中央駅」の魅力(その10)

2016年03月16日 

千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は『「千里中央駅」の魅力』の10回目です。引き続き、千里中央について詳しく触れたいと思います。
【続き→】梅田や難波に心斎橋、船場など大阪の中心街を繋いでいる御堂筋に沿って走る大阪市営地下鉄御堂筋線。新幹線ターミナルである新大阪に乗り入れている唯一の地下鉄路線として、「なんで地下鉄なのに階段上がるんだ」などと呟きながら電車に乗り込み、大阪の中心街に繰り出したことのある向きも多いでしょう。
新大阪から梅田方面の電車に乗ると、たいていの場合終点は「なかもず」(漢字では中百舌鳥)です。そして梅田から新大阪方面はたいてい「千里中央」行きとなっています。つまり、この路線はなかもずから千里中央までを繋いでいることになるが、実のところすべてが御堂筋線ではないです。御堂筋線の路線はなかもずから梅田や新大阪を通って江坂までで、江坂から先の千里中央までは、「北大阪急行南北線」の路線なのです。
北大阪急行は、大阪万博の開催に伴う交通手段、そしてその後の千里ニュータウン計画のために御堂筋線を延伸するために設立された鉄道会社で、地元大阪の大手私鉄・阪急電鉄の100%子会社になります。1967年(昭和42年)の会社設立から3年後(1970年(昭和45年))の2月24日、万博開幕の約1カ月前に南北線として江坂ー桃山台ー千里中央(旧駅)、そして千里中央からは直通の会場線として万国博中央口の4駅が開業しました。これにより御堂筋線に乗れば一気に万博会場へ足を運べる路線として活躍したが、9月13日の万博閉幕を受けて、翌14日に会場線は廃止。同時に現在の千里中央駅(旧駅とは場所が異なる)へ乗り入れる南北線のみの運行となり、1975年(昭和50年)に北大阪急行本社の最寄りとなる緑地公園駅が江坂ー桃山台の間に開業して以後、現在に至っています。
当初の目論見通り、住宅地として千里ニュータウンが発展をしたことから、大阪中心部とベッドタウンを繋ぐ路線として、幹線である御堂筋線だけでなく北大阪急行も多数の乗客を抱えています。そのことから、北大阪急行南北線は「日本の鉄道路線でもっとも初乗り運賃が安い」路線として有名です。
路線4駅、どこでも1駅間なら大人80円で乗車でき、最長距離である江坂から千里中央まで乗っても120円で済んでしまいます。一般的に相互乗り入れは特約がない限り、路線同士の正規運賃を支払うことになることから、乗り換えないのに妙に高い運賃だと感じることがままあるが、そんな憤りとは無縁な路線と言えるでしょう。
今日も元気に大阪の中心街と千里ニュータウンを結ぶ北大阪急行南北線。旅行者はまったく気が付かずに乗っていそうな生活密着路線だが、千里中央から箕面市中心部までの延伸計画が常に話題に上っていることも最後に記しておきます。
以上、千里中央駅直結・千里セルシー3階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

ページトップに戻る

レスポンシブウェブデザイン