リワークプログラム(その17) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワークプログラム(その17)

2015年04月17日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワークプログラム」の17回目です。引き続き、リワークプログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】■退職後、再就職に向けて使うことのできる社会資源
以下の社会資源はリワークプログラム対象者職場復帰支援プログラム対象者)の状況により利用方法が異なる場合があります。以下に各社会資源の概要を解説するが、詳細は管轄機関への問い合わせなどが必要です。
①失業手当:雇用保険の被保険者だったリワークプログラム対象者が退職職場復帰支援プログラム対象者が退職)し、働く意思と能力がありながら再就職できない場合に、失業中(就職活動中)の生活を保障し、新しい仕事を探すことを支援するために支給されるものです。一般には「会社を辞めたときに、もらえる手当」というイメージがあるが、退職した人のすべてが受給できるのではなく、受給するためにはさまざまな条件があります。基本手当の支給を受けることができる日数は、離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間、離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められています。
雇用保険には失業手当以外にも再就職に向けた取り組みが準備されており、目的に応じて管轄のハローワークに問い合わせることで情報を得ることができます。
②ハローワーク・障害者専門窓口:就職を希望する障害者に対し、職業相談、仕事の紹介、また、就職後も仕事上の心配事や課題についての相談を行っています。ここで行われる就労に向けた施策として、職業訓練、ジョブコーチ制度、障害者トライアル雇用、精神障害者ステップアップ雇用などがあります。
③地域障害者職業センター:就職を目指す障害者への相談、リワークプログラム対象者の希望職場復帰支援プログラム対象者の希望)や職業評価の結果をふまえて、それぞれにあった職業リハビリテーション計画を策定しています。必要に応じて職業訓練を受けることもできます。
④就業・生活支援センター:病気や障害のある方が、身近な地域での就職・職場定着したいという希望に沿って相談やそのために必要な支援を行う機関です。職場定着支援、就業に伴う生活支援、関係機関との連絡調整、事業主への支援などを行っています。
⑤就労移行支援事業:一般就労を希望する65歳未満の障害者で、知識・能力の向上、実習、職場探しなどを通じ、適正に合った職場への就労等を見込まれる人に対し、事業所内における作業訓練や職場実習、就職後の職場定着に支援などを行います。利用制限があり、原則2年以内となっています。
⑥就労継続支援事業:一般企業に雇用されることが困難な障害者に対し、就労や生産活動の機会を提供するとともに、その知識・能力の向上のために必要な支援を行う事業です。この事業には、利用者が事業所と雇用契約を結ぶ「A型」と、雇用契約を結ばない「B型」があります。いずれも利用料が必要で期間についての制限はないです。
A型:雇用契約にもとづいており、社会保険などを整備している事業所もあります。一般就労への移行に向けて支援する事業体としての機能ももっています。
B型:年齢や体力面で一般就労が難しい人などが対象です。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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