リワークプログラム(その8) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワークプログラム(その8)

2015年04月08日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワークプログラム」の8回目です。引き続き、リワークプログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】■リワークプログラム対象者の課題職場復帰支援プログラム対象者の課題)が表面化する作業の選定
リワークプログラムに参加職場復帰支援プログラムに参加)したリワークプログラム対象者には、休職に至った要因職場復帰支援プログラム対象者には、休職に至った要因)や復職リワーク)できない要因が必ずあります。それは職場の環境や人間関係がもとになっていることが多いため、それらの要因を整理するためにラザルス式ストレスコーピング・インベントリー(SCI)の対処型の評価分類を参考に解説します。SCIでは、ストレスへの対処モデルを以下の8つに分類しています。
『①問題解決に向けた計画性:
手順に関する計画性のなさ⇔必要以上の強迫的な計画
②自己信頼感に基づく作業様式:
困難な状況を変えようとしない⇔積極的に状況を変えようと努力する
③他者や他部門への相談:
他者や他部門への相談を全くしない⇔相談しすぎる
④仕事に対する役割の自覚と責任感:
責任感が弱く、役割意識がない⇔責任感が強すぎて反省、謝罪を繰り返す
⑤自己の感情や行動の表出方法:
感情や考えを表現しすぎる⇔表現しない
⑥問題解決への意欲、他罰的:
問題へ正面からぶつかっていく⇔問題から逃げ、他者のせいにする
⑦仕事とプライベートの区分け:
自宅でも仕事をする⇔状況をわきまえず、プライベートを優先する
⑧経験に基づく仕事の仕方:
自己の思考や行動を変えようとしない⇔自己の行動を常に改革する』
これらのストレス対処法は、程度によって時に利点として働き、時に課題行動としてさらなるストレスを発生させます。リワークプログラムに参加した職場復帰支援プログラムに参加したリワークプログラム対象者職場復帰支援プログラム対象者)には、8つのタイプの何らかに強い偏った傾向や固執、または非常に弱い傾向が認められます。
リワークプログラムでは、社会や職場職場復帰支援プログラムでは、社会や職場)において発生するストレス場面への対処法を学習するわけだが、その頃の状況をイメージしながら(思考だけで)対応を検討することはあまりにも非現実的であり、復職後リワーク後)への社会適応能力への汎化は期待できないです。しかし、他者との協業のもとで行われる作業や活動を通した課題では、現実的な問題への取り組みができるようになります。また、リワークプログラムという保護された環境職場復帰支援プログラムという保護された環境)では、スタッフの介入により、ストレスによる症状の再燃などを調整することが可能なため、具体的なストレス対処法が獲得できるのです。この際の留意点としては、課題となる行動をリワークプログラム対象者自身職場復帰支援プログラム対象者自身)に伝え、作業中に課題が発生する工程を医療者とリワークプログラム対象者で共有職場復帰支援プログラム対象者で共有)しておくことです。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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