リワークプログラム(その7) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワークプログラム(その7)

2015年04月07日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワークプログラム」の7回目です。引き続き、リワークプログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】■作業場面における課題行動の評価
課題行動とは、社会適応が著しく損なわれる行動やストレスを発生させる原因をいいます。
リワークプログラムの対象者職場復帰支援プログラムの対象者)が休職に至った背景にはさまざまな要因があります。例えば、労働内容、労働環境、昇進や異動、人間関係など、人によってさまざまです。それらを整理するためにはリワークプログラム対象者からの聴取職場復帰支援プログラム対象者からの聴取)のみでは不十分です。発症に至った経緯は、リワークプログラム対象者本人職場復帰支援プログラム対象者本人)からの聴取、および家族、職場、同僚などからの聴取をふまえて整理すべきです。リワークプログラム対象者の課題職場復帰支援プログラム対象者の課題)である行動を推定し、さらには作業療法における実際場面をふまえて評価することが重要です。つまり、作業療法士は各リワークプログラム対象者各職場復帰支援プログラム対象者)の“作業の仕方”を精査することが大きな役割であり、その結果をカンファレンスなどで報告し、他職種と共有することによって、復職後リワーク後)のストレス対処法ストレス発生予防の習得へと発展させます。これらの役割を担える専門職は、作業療法士が最も理想であると考えられます。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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