メンタルヘルス対策(その16) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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メンタルヘルス対策(その16)

2015年03月18日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルス対策」の16回目です。引き続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】では、今日的なストレスメンタルヘルス不調に対して、企業が取る攻めのメンタルヘルス対策にはどのようなものがあるのでしょうか。いそれは大きく、以下の3点からのアプローチが考えられます。
『1.ストレスに強い人材を育成するフィールド作り
2.ストレスを早期に発見できるメンタルヘルスマネジメント体制の確立
3.ストレスメンタルヘルス不調者を発生させない人事システムの確立』
まず、第一の点に関しては、年功序列・終身雇用時代のような画一的な人材観ではなく、多様な価値観やバックボーンを持った人材を包含し、そうした人たちが活用できる企業風土を形成していくことが重要です。というのも、仕事や会社を唯一最大の拠り所としている社員だと、その拠り所を失うことの不安、失った時の衝撃には計り知れないものがあるからです。
会社や仕事一辺倒のライフスタイルというよりも、例えば、会社以外にも自己表現の場を持ち、昇進よりも仕事のやりがいを重視する、過大な収入より好きな仕事を求めるといったことに価値観を置くような人材。そういう人ならば、自分の仕事に対する自信やあくなき探究心も強く、今日的なストレスに対する「耐性」メンタルヘルス不全にも強いように思います。
会社に全面的に頼るのではなく、自分で道を切り開いていけるような人材を育成するためのフィールドを作ること。個が確立し自立した人材を輩出していくことが、今日的なストレスを前向きのエネルギーへと代え、過剰ストレスメンタルヘルス不全者を出さない組織へとつながっていくのです。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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