ストレスと精神疾患(その3) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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ストレスと精神疾患(その3)

2015年02月25日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「ストレスと精神疾患」の3回目です。
【続き→】しかし、その後の臨床研究から、これらの極端な考えに修正が加えられることになりました。たとえば、心因が関与しないと考えられていた内因性の疾患でも、ほとんどの場合発症に心因が関与しています。一方、心因性の疾患の脳の機能や構造を調べてみると、生物学的、生化学的な変化が起きていて、その意味では内因性ということができます。つまり、内因性と心因性をきれいに分けることはできず、内因と成因が程度の差はあるにしても、同時に関与している場合がほとんどです。また、ある時期までアメリカで主流であった、精神症状がこころのなかの葛藤の結果として生じたものであるという考え方にも無理があります。精神疾患自体の原因はまだ解明されていないし、精神疾患の生物学的背景に関する研究も進んできているからです。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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