非定型うつ病について(その15) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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非定型うつ病について(その15)

2014年12月25日 

皆様、こんにちは。心療内科千里中央駅直結・千里セルシー3階)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】●夕方にかけて調子が悪くなる(不安・抑うつ発作)
従来型の定型うつ病の憂うつ感は、朝強く現れて夕方には和らいできますが、非定型うつ病では、反対に夕方から夜にかけて、それも不意に不安や抑うつ発作が現れるのが特徴です。発作が起きると、精神状態ががらりと変わって別人のような行動をとります。症状はいろいろありますが、典型的なものは以下のようなものです。
《身体症状》
まず、理由もなく涙をボロボロと流します。落涙症状です。
《精神症状》
落涙症状についで、精神症状が現れます。まず自己憐憫(れんびん)症状として、「誰も私を理解してくれない」「なぜ私だけがこんな病気になったのか」「私は世界一不幸ものだ」「私だけ取り残された」という自分を哀れむ感情に襲われます。次に、「私に比べたら、あの人はすごく恵まれている」といった嫉妬や羨望の感情に責められます。また、将来を悲観して、過剰に絶望したり強い焦燥感に襲われたりすることもあります。

 

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