非定型うつ病について(その11) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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非定型うつ病について(その11)

2014年12月21日 

皆様、こんにちは。心療内科千里中央駅直結・千里セルシー3階)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】朝起きようとしたらどうにも起き上がれず、会社や学校を休んでしまうこともしばしばです。自分の意思ではどうにもならないところで体が反応し、体が動かなくなっているのです。周囲の目には、仕事や勉強が嫌だから「怠けている」ように見えますが、本人はどうにもならないのです。あまりのだるさに他に身体的な病気があるのではないかと疑って、病院を受診しますが、いくら検査をしても「異常なし」の結果です。自分でもこころの病とは思わないので、受診するのは心療内科・精神科ではなくて一般の医療機関に行くため、どうしても見過ごされてしまいます。ときには、「慢性疲労症候群」と診断されることもあります。慢性疲労症候群も非定型うつ病も、同じように強い倦怠感と疲労感を訴えますので、鑑別が困難であることも確かです。ただ、こころの病気と気付かずに、治療が遅れてしまうことが問題です。

 

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