非定型うつ病について(その9) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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非定型うつ病について(その9)

2014年12月19日 

皆様、こんにちは。心療内科千里中央駅直結・千里セルシー3階)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】非定型のうつ病になると、ほとんどの人が甘いものへの欲求が強くなります。まんじゅう、ケーキ、チョコレート、ドーナッツ、クッキーなどの甘いものを無性に食べたくなり、次から次へとむちゃ食いをします。糖分には、抑うつ感を和らげる作用があると言われ、インスリンが分泌されて、脳内のセロトニンが増加し、抗うつ薬を飲んだのと同じ効果が見られるという説もあります。中でも、チョコレートは脳内の神経伝達物質に作用し、気分をよくするとも考えられています。しかし、甘いものを食べて気分がよくなるのは一時的なもので、食べ過ぎによって体重の増加を招きます。そして、太ってしまったことで自己嫌悪に陥り、気分がまた落ち込んでいきます。ただ、過食しても過食症のように、食べた物を喉に指を入れて吐いたり、下剤を大量に飲んで嘔吐したりするような異常行動はほとんどみられません。

 

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