冬季うつ病について(その12) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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冬季うつ病について(その12)

2014年12月05日 

皆様、こんばんは。千里中央駅直結・千里セルシー3階、心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】冬季うつ病患者の傾向として、特に、緯度の高い地域や曇りの日が多い日本海側の地域と、太平洋側で日照時間の長い地域の間を、転勤・結婚・進学等で移動した人たちの話から、次のような内容が顕著であることが分かりました。
●そもそも、日本人は、「冬季うつ病」の存在をあまり知らない。同時に「光療法」についてもあまり知らない。
●緯度が高い北海道や、冬場になると曇りがちの日本海側の地域の人は、そこで生まれ育ってずっと生活していると、冬場のうつ気分を当たり前のように感じている。 ●あるいは、ある程度耐性ができていて、我慢して春になるのを待ち望んでいる人が多い。 ●ところが、太平洋側の日照時間の長い地域と、北海道や日本海側の間で転居された方は、顕著にその差を感じ、冬季うつ病を発症する場合が多い。 ●しかし、太平洋側の地域(東京や大阪圏等)でも、冬に日照時間が短くなると冬季うつ病の症状を示す人は意外に多い。
●冬季うつ病の治療は光療法が第1選択であることは明白ですが、日本人にはあまり知られていません。

 

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