冬季うつ病について（その１１） | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

冬季うつ病について（その１１）

2014年12月04日　

皆様、こんにちは。千里中央駅直結・千里セルシー３階、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】冬季うつ病は、まだまだ世の中一般に広く知られているとは言えません。そのために、１人で悩んで苦しんでいる患者様が多くおられます。周囲の人の理解や協力も得られないというのは、人間にとって大変苦しいことです。
また、冬季うつ病の原因で、日照時間が不足する冬場に発症することと、緯度が高いほど冬季うつ病の発症率が高いことが言われています。しかし、実際に光療法器具の使われる量は、東京圏や大阪圏という大都市圏の方が圧倒的に多いのです。
これは単純に人口の多さから来るものと理解しておりますが、北海道程の高い緯度でなくても、太平洋側の比較的天候に恵まれた地域でも、日本全国どこでも冬季うつ病が発生することを示しています。