冬季うつ病について(その9) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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冬季うつ病について(その9)

2014年12月02日 

皆様、こんにちは。千里中央駅直結・千里セルシー3階、心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】冬季うつ病の患者様に光療法を実施した結果、約70%の人に何らかの効果が認められており、早い人の場合、1週間以内に効果が現れると報告されています。
光療法でも冬季うつ病の症状が改善しない場合は、抗不安薬、光に対する感受性を高めるビタミンB12、抗うつ薬の服用が検討されます。ビタミンB12は、光の感受性を高める効果があると言われており、光療法との併用は相乗効果を期待できる可能性があります。
人間は、植物と同様に、光をある程度浴びないと心身の調子を崩してしまいます。生体リズムが崩れてしまうからです。夜型や昼夜逆転の生活を送っている方、日中でもカーテンを閉めて過ごすことが多い方や、日光が当たらない部屋にお住まいの方などの場合は、冬季うつ病と同様の症状になりがちなので、意識的に光をとる工夫をされた方が良さそうです。

 

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