冬季うつ病について(その8) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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冬季うつ病について(その8)

2014年12月01日 

皆様、こんにちは。千里中央駅直結・千里セルシー3階、心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】冬季うつ病の治療・対策は、医学的に光療法が第1選択とされています。投薬よりも効果が高いことが明言されています。
光療法により、2,500ルクスから10,000ルクスの光を浴びることで、仮説によりますが、セロトニンの量が増えて脳が活性化したり、ホルモンの分泌や体温のリズムを調整されて症状が回復をすると言われています。
実際の治療現場では、2,500ルクスというのは最低限の照度で現実的でないので、5,000ルクスから10,000ルクスの高照度光を使用される場合が多いようです。
また、通常の光療法は午前中に実施するのが一般的ですが、冬季うつ病の場合は夕方に光を浴びても効果があるという報告があります。いずれにしても、きちんとした概日リズムをつくるためには、午前中に光を浴び、補光として午後にも光を浴びるのが良い生体リズムをつくる上では正解であると言えます。

 

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