生活・行動面の変化(生活の乱れ) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

疾患・症状疾患・症状

ホーム > 疾患・症状 > 生活・行動面の変化(生活の乱れ)

生活の乱れ(服装の乱れ、昼夜逆転している、生活が不規則)

Q12.生活の乱れが出てくるのはどうして?

A12.服装の乱れや生活が不規則になるといった生活の乱れは、こころの病気をもつ人ばかりではなく、一般の健常者でもみられます。一概に、こころの病気が原因とは言い切れませんが、病気から生じる症状として現れていることもあります。

たとえば、うつ病の場合には興味、関心や意欲の低下が認められるため、身なりに気をつかう余裕がなくなり、服装が乱れがちになります。さらに、睡眠障害はうつ病によくみられる症状で、夜なかなか眠れず、日中はうつ病の症状である活動性の低下によって、ごろごろと寝床で過ごすことが多くなり、生活リズムが乱れがちになります。

うつ病の場合、うつ症状の改善に従って生活の乱れも改善しますが、最近若い人に多くみられる“非定型"うつ病(現代型(新型)うつ病)の場合には、その主症状の一つが過眠であり、また薬の効果が不十分なことも多いため、しばしば長期間にわたって生活の乱れがみられます。また、“非定型"うつ病の特徴として、その時々の環境や状況によって気分が大きく変わります。たとえば、好きなイベントなどがあると一過性に気分や活動性が改善するため、周囲からは怠けと思われがちです。

一方、統合失調症の場合、生活の乱れは様々な理由から起きてきます。まず、統合失調症の場合でもうつ症状が出現することが知られています。再発の前ぶれ、幻覚妄想が激しくなる時期(急性期)、急性期が過ぎた後など、個人によって現れる時期も様々です。うつ病の場合と同様、興味、関心や意欲の低下に伴って、生活の乱れが生じます。

また、持続的な意欲の低下や感情の変化が乏しくなる陰性症状が統合失調症ではみられることがあります。

なお、幻覚や妄想など、健康なときにはみられない状態が現れる陽性症状に対して、健康なときにあったものが夫われる(意欲が低下する、など)状態を陰性症状とよんでいます。

陽性症状はしばしば急性期に顕在化しますが、陰性症状は持続的に出現します。急性期には幻覚や妄想にとらわれ、睡眠も障害されるため、当然生活は乱れがちになります。また、陰性症状があると、周囲への関心や意欲が低下しているため、身なりに気をつかうこともなく、周囲への配慮もできなくなるので、持続的な生活の乱れにつながります。

また、治療に用いられている薬物によっては眠気が出てきたり、頭がぼんやりしたりするなどの副作用が生活の乱れを引き起こす場合もあります。

今考えられる病名
うつ病・うつ状態」、「睡眠障害(不眠症)」、「現代型(新型)うつ病」、「統合失調症

ページトップに戻る

レスポンシブウェブデザイン