豊中市 千里中央にある「杉浦こころのクリニック」です。 | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科とストレス(その3)

2015/02/07

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科とストレス」の3回目です。
【続き→】疾病はヒトのもつストレスへの反応性と、外界からくる様々な刺激(ストレッサー)とが、相互に作用しあって作りだされるものと心療内科では考えています。その問題となるポイントを探しだすことで治療の道標を引き出し、治療します。家庭や職場での人間関係、社会がもたらす影響、自然環境などは外的な問題です。一方、個人がもつ体質や気質は、遺伝子によって規定されているものから、生育や人生経験の過程で学習されたものの相乗作用の結果であると考えられています(遺伝子×環境相関)。その人が持つ世界観、人生観、社会観もそのように形成され、ストレスへの反応性を左右します。ですから、心療内科の診療は生物学的であると同時に人間的なものになります。このようにして、外界からの刺激があると、それを受ける個々人の特質と相俟って、生体の変調が生じて来ます。最近では、このような外界からの刺激だけでなく、身体内部の信号も強力なストレス反応をもたらすことも解明されています。心療内科では、これらの原因を探り、問題の解決可能部分にアプローチすることで治療を行います。
近年医療現場では、「全人的医療」や「生活の質(クォリティ・オブ・ライフ)の評価」の必要性が強調されています。「疾患」を扱うというよりも、「病をもった人間」を<こころ>と<からだ>の両面から全体的にとらえ、より質の高い生活を支援していくことが心療内科の本質です。
 以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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