心療内科はどんな科?(その6) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科はどんな科?(その6)

2015年01月23日 

皆様、こんにちは。心療内科千里中央駅千里ニュータウン千里セルシー3階)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。今回は「心療内科はどんな科?」の6回目です。
【続き→】ところで心身医学が対象とする疾患にはどのようなものがあるのでしょうか。アレキサンダーは「7つの聖なる疾患」として、本態性高血圧、気管支喘息、消化性潰瘍、甲状腺機能亢進症、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、神経性皮膚炎をあげました。これらはいずれも心理社会的なものの影響を受けやすい疾患なのです。ここで注意して欲しいのは、心理社会的なものが”原因”ととらえているわけではないということです。「原因→結果」という直線的な関係ではなく、いろいろな”要因”が互いに影響し合って身体の異常を引き起こしていて、そのひとつに心理社会的なものがあるということなのです。ですからその影響の大きさによって同じ病名の患者様でも、ほとんど体の異常とだけ考えて治療できる人もいれば、心理社会的なものをかなり考慮しなければならない人もいるわけです。そして体の病気のなかでも心理社会的な因子の影響がかなり強い傾向を「心身症」と呼びます。

 

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